我が国にアダプト・プログラムが導入されてから10年以上を経過し、また本シンポジウムも10回を超えました。本年度は、今後の展開に向けてあらためて「協働」の意義を再確認する年と位置づけ、プログラムを構成いたしました。
第11回シンポジウム
第1部 食環協プレゼンテーション
アダプト・プログラム導入自治体調査、参加市民団体調査など、当協会の調査、研究結果を紹介し、この中から今後に向けたエッセンスを抽出いたしました。
第2部 基調講演
基調講演の講師として、東海大学准教授・河井孝仁氏をお迎えしました。同氏は地域情報論、行政広報論やNPO論が専門分野で、現在、インターネットを活用した地域活性化や、NPOと企業の共同についての実践及び研究に取組んでおられます。「地域協働が支えるアダプト・プログラム」をテーマに、広い視野からご提言をいただきました。
第3部 アダプト・プログラムの先例事例発表
- 大阪府 アドプト・ロード・プログラム
大阪府 交通道路室道路環境課環境整備グループ 梶間千晶氏
- 八戸市 はちのへクリーンパートナー
八戸市 環境部環境政策課 呑香健治氏
- 仙台市の先進事例
せんだい・みやぎNPOセンター 紅邑晶子氏
第4部 パネルディスカッション
コーディネーターに東海大学河井准教授、パネリストには先進事例ご発表の梶間、呑香、紅邑の3氏と食環協の宮本の4名で、様々な角度から協働の意義、アダプト・プログラム運用上の課題、その解決方法、今後の方向性などについてディスカッションしていただきました。