(1) 団体のモチベーション維持・向上施策について
(2) 広報・PRする意味と効果的なPR方法
(3) アンケート
「きれいになる」「交流が進む」「頑張っている人たちをしっかり知らせていく」の三つの大事な点 (2010シンポジウム パネルディスカッション参照)を念頭に、活動団体のモチベーション維持・向上を図り、アダプト活動継続のための施策として様々の 方法が実施されています。複数の施策を並行して実施されている場合も多くあります。ここでは表彰制度を中心に事例を紹介します(アダプト・プログラム導入 自治体アンケート、シンポジウムの事例紹介等から)
1.表彰状・感謝状授与、認定状
2.ホームページ、広報紙・情報誌、マスメディア等による活動紹介
3.意見吸収のための意見交換会、協議会、交流会等の開催やアンケート実施
4.担当職員の現場訪問(毎回のアンケート調査では20%以上の自治体が実施)により、意見交換、ホームページ等での活動紹介を行う。
■ 全国の動向
モチベーションを上げ継続してもらうため、表彰や感謝状を贈っている自治体もあります。 2011年自治体アンケート調査の回答は以下の通りです。
・表彰を実施している 約20%(40件)
・感謝状を授与している 約10%(20件)
また、「実施を予定している」は上記と同等あるいはそれ以上の回答がありました。
評価をする時には、評価基準や達成目標を明確する必要があります。具体的には「継続年数の長さ」 「内容の濃さ」「回数の多さ」「活動範囲の広さ」などが挙げられます。
→事例:「著しい功績」を基準に表彰
「道路河川愛護活動知事表彰(感謝状)」とは、道路の維持・環境整備等道路の愛護又は河川の保全・美化等河川の愛護について、特に著しい功績のあった団体に贈呈するものです。平成24年度の長野県全体の受賞団体は、19団体です。
→関連リンク:
道路河川愛護活動知事表彰 (長野県 須坂建設事務所ホームページ・外部リンク)
→事例:「継続年数」を基準に表彰
・5年継続した団体には市民参画賞を贈呈している。トロフィー、賞状を授与。
回答:岐阜市市民協働推進課
・環境衛生連合会による表彰(年数に関する基準あり)
回答:狭山市生活環境課
2011年自治体アンケート調査では、14%の自治体が活動団体に対しアンケート実施しているとのことでした。
アンケートを取り、市民の声を聞くことも重要ですが、アンケート結果を事業にフィードバックすることも重要です。
○ 参考例-広島県アンケート結果(2010年)
広島県、NPO法人ひろしまアダプトでは活動団体を対象にアンケートを実施しました。
その結果、団体において「高齢化が大きな問題となっている」という回答が多かったことを受け、青少年に参加してもらうきっかけになり、またその活動を応援する「青少年コンテスト」という新しいプロジェクトをはじめることになりました。
→関連リンク: 「事例-青少年のアダプト活動を応援(広島県)」(リンク)
2010年に広島県が実施したアンケート等はこちらをご覧ください。
→関連リンク(参考): NPO法人ひろしまアダプトホームページ(外部リンク)
◆行政向け制度導入・運用 事例集