Ⅰ.　調査目的

　当協会は、市民と行政の協働による「まち美化手法」”アダプト・プログラム”の普及推進に努めていますが、全国には、アダプト・プログラムとして整理するか否かは別として、市民のボランティアによる清掃活動の実態が多くの自治体でみうけられます。

　そこで、当協会が、アダプト・プログラムを導入しているとして把握している自治体を除いて、全国の他の自治体を対象に、ボランティア清掃活動の実施状況やアダプト・プログラムについての認知の有無等を把握することを目的に、アンケート調査を実施しました。

Ⅱ.　調査内容

・アンケート名　「ボランティア清掃活動に係るアンケート」　

・設問項目　

　　市民団体等によるボランティア清掃活動等の有無。

　　協力の実態がある場合、事業名、活動場所等の主な内容及び協定書等交付の有無。

　　アダプト・プログラムについての認知及び実施の有無　　など　　　　　　計7問。

・アンケート実施期間　　2022年10月25日～11月18日

・発送自治体　

　　1,363市区町村及び2政令市（千葉市、神戸市）の各4部局　　　計1,371通

・回答　699通（回答率51.0%）

Ⅲ.　結果の概要

 　回答いただいた9割の自治体で市民団体によるボランティア清掃活動の実態があり、活動に対して、約9割の自治体が何らかの支援をしているものの、団体との協定書等の取り交わしや団体登録まで実施しているところは2割程度。

　アダプト・プログラムについては、「知っていて実施している」が1割、「知らない」が7割であり、「知っているが、実施していない」は2割の自治体となっている。

Ⅳ.   各問の集計結果