表彰校紹介・最優秀校(熊本県 熊本市立松尾西小学校) | 公益社団法人食品容器環境美化協会
環境学習支援

表彰校紹介・最優秀校(熊本県 熊本市立松尾西小学校)


ドライバーのマナーの悪さから学校前の駐車スペースにはゴミが散乱

松尾西小学校は熊本市の西部、「平成の名水百選」の金峰山ふもとにあります。全校児童数は46名。学校前には坪井川の河口と有明海が広がる豊かな自然のなかで、松尾西小学校は伝統的に愛鳥教育や環境教育、健康教育に力を注いできました。
学校に隣接して金峰山の西部を通る国道501号線があります。学校の前にはドライバーの駐車スペースがあり、大型トラックなどが駐車、マナーの悪さからゴミが散乱していました。
そこで同校では全校あげて清掃活動を開始。花壇作りなど憩いの場である駐車スペースの環境美化にも取り組むようになりました。

ドライバーの捨てたゴミが散乱する学校前の駐車スペースを清掃する松尾西小学校の子どもたち

「ひまわり通りクリーンアップ大作戦」として環境美化活動を開始

この活動の契機となったのは、環境保全のため、平成10年に行った道路脇の堤防への壁画制作でした。
以来、「ひまわり通りクリーンアップ大作戦」という愛称のもとに月1回、駐車スペースを中心に草刈りやゴミ拾い、花壇作りなどを継続して活動しています。
草刈り活動では、PTAはもとより松尾漁業の人たちも協力。
そのほか、ドライバーのマナーアップのため「ゴミの持ち帰り」を呼びかけるチラシの配布や、看板の作成、ラジオでの依頼活動など、地域と連携しながらさまざまな環境美化活動に取り組んでいます。

活動の契機となった国道脇の堤防への壁画制作

学校の声

ひまわり通りがいつかゴミのない、きれいな休憩場所になってほしいと願っています

児童・生徒の声
<6年生>

●協会長賞というすばらしい賞をいただき、とてもうれしいです。
このような賞をいただけたのは、今まで「ひまわり通り大作戦」を続けてきたからだと思います。この大作戦では、主にひまわり通りに花を植えて、水をかけたり、草とりをしたりしています。ゴミが落ちているとみんなで拾って片付けます。後輩にもこの「ひまわり通り大作戦」を続けてもらって、ゴミが今よりも少なくなるようにしてほしいです。
そして、何よりもゴミをなくすためには、松尾西の子、地域の方々、ぼくたち全員が、ゴミをなくそうという気持ちを持つことが、一番だとぼくは思います。このような気持ちを持ち続けたいなあと思います。(6年男子)

●ひまわり通りでの活動が認められ、受賞すると聞いた時、喜びにいっぱいになりました。3年生の頃、「きつい」「やめたい」などと言っていたけれど、この活動が認められたので、がんばっていてよかったなあと思いました。
テレビやインターネットで流れると聞いて、すごく目立っていくと思うので、今の5年生に伝えなくちゃと思います。
もっとも不安なことは、運転手の人たちのゴミの投げ捨てが悪化するのか、それともゴミが減るのか、どちらでしょうか。
5年生のみなさんにお願いです。たとえ活動をやめたいと思う時もあると思いますが、でもがんばっていけば、また認められると思います。ひまわり通りの活動を続けてください。ぼくたちも卒業式までがんばります。(6年男子)

●ひまわり通りの活動が表彰されることを聞いた時、とてもうれしかったです。でも、私たちだけで作ってきたわけではなく、10年以上前の先輩たちが「ひまわり通り」を作ってきてくださったから、今回の「協会長表彰」をいただけたのだと思います。私たちのがんばりもあったからだとは思いますが。
でもまだゴミがたくさん置いてあるので、トラックなどの運転手さんたちが、ごみをひまわり通りに捨てずに、家へもって帰ってほしいです。(6年女子)

●今まで先輩たちの「きれいにしたい。」という思いが、日本に認められてとてもうれしいです。でも、ひまわり通りにはまだいろいろな問題点があります。
しかし、そういう点をクリアしていって、日本一きれいで、ゴミのない花壇にしていってほしいです。協会長賞というすばらしい賞をいただけて、うれしいです。
下級生には、そういう誇りをもって、美化活動に取り組んでいってほしいです。(6年男子)

●ゴミを捨てる人が減るように、ゴミ拾いや花の苗植えなどをこれからもがんばっていきたいです。
ひまわり通りの活動が表彰されたことは、とてもうれしいです。私たちは3年生のころから、ゴミを取りにいったり、花を植えて、水やりなどをしてきました。それに地域のみなさんもお手伝いくださったおかげでもあるので、感謝したいです。(6年女子)

●「ひまわり通り」の活動をずっと続けていきたいと思っています。でも、まだ運転手のみなさんのゴミ捨てがあるので、ゴミ捨てをやめてほしいと思います。表彰式に参加した二人は、とても大きい賞状だったと言っていたので、本当にすごい表彰式だったんだなとうれしくなりました。(6年女子)

●受賞することができて、もっともっとボランティア活動をしたいです。そして、新聞やテレビを見た人は、ゴミをすてないでほしいです。ゴミ拾いをしていると、おしっこの入ったペットボトルもあったり、うんこもしてあったりすることもありました。どうしてコンビニなどでトイレを借りないのか分かりません。花植えの時に風が吹いてきて、砂が目に入って痛くなることもありました。でもやってきた甲斐がありました。(6年男子)

●今までの大変な活動が認められて、とてもうれしいです。しかも協会長賞というとてもすごい賞をいただけて、光栄です。これからも先輩方の思いを大切にしていきたいと思います。あと学校に39日しか来れませんが、ひまわり通りをきれいにして、そして後輩にひまわり通りのよいところを伝えていきたいです。(6年男子)

児童・生徒の声
<5年生>

●ぼくたちが表彰されて、とってもとってもうれしいです。ぼくたちは、3年生の時から、ひまわり通りをそうじや水やり等をやっています。ひまわり通りは、トラックが一休みできるぐらいのスペースがあります。運転手さんたちはそこでゴミを捨てたりしています。そのゴミをぼくたちが拾っていました。ゴミはビニール袋4~5はいぐらいとれます。ゴミを捨てることは環境にも悪いので、ゴミを捨ててほしくないです。
そのゴミを捨てている運転手は許せないくらいです。看板も立ててあるのに許せません。これからは、ゴミを出してほしくありません。これがぼくの願いです。(5年男子)

●ぼくは、ひまわり通りはよい休憩場だと思います。だからこそ、簡単にゴミを捨てている人たちに「ゴミを捨てないで!」という看板を立てています。でも、まだまだゴミを捨てている人がいるので、ぼくたちもがんばらないといけません。休憩している人たちが気持ちよくなってもらうためにもがんばりたいと思っています。(5年男子)

●ひまわり通りは、私たちが3年生のとき、そうじなどしていたときは、とてもゴミがたくさんあって、きたなかったけど、今はどんどんきれいになっているので、もうゴミは増えないでほしいと思っています。私たちの先輩や3・4年生がボランティア活動をしていて表彰されたと思います。これからもひまわり通りがきれいになるようにがんばりたいです。(5年女子)

●私たちがひまわり通りに行ったとき、ペットボドルや缶、たばこ、ゴミがたくさんありました。一番多かったのは、タバコです。多くて拾うのが大変でした。でも少し減ったのがあります。缶やペットボトルが減りました。うれしかったです。タバコの吸い殻がもう少し減ってほしいです。私たちもひまわり通りのそうじをがんばりたいです。
(5年女子)

●3年生の時は、ゴミがすごく多かったです。だからゴミを拾うのがきつかったです。でも、4年生になったときは、ゴミが減っていました。だけど、あとから多くなってきたから、チラシを配りました。そしたら、少しやみました。今年は、ひまわり通りの活動が受賞になったので、うれしいです。これからもゴミを捨ててはダメダメという願いをもって達成していきたいです。ゴミを捨てたらいけないです。(5年男子)

●松尾西小の努力が認められて、とてもうれしいかったです。でも、まだゴミを捨てる人がいます。だからやめてほしいです。(5年男子)

●ひまわり通りをきれいにしたいという願いやゴミを減らすためにチラシを作ったりして、ゴミを少し減らせたけど、ゴミを捨てる人が多いからゴミ拾いにいったりしなければなりません。ゴミ拾いに行って、きれいになるとうれしいです。この間は、ひまわり通りで、タヌキが車にひかれて死んでいました。悲しかったです。(5年男子)

●そうじに行くたびに、ゴミがあるので、いくら休憩所だからといって、ゴミをすてないでほしいなあと願っています。表彰されてよかったなあと思います。そうじや水やりをやってよかったなあと思います。(5年男子)

●ひまわり通りには、いつもトラックが止まっています。休憩する所なのに、空き缶やタバコのからやペットボトルや弁当がらなどがいっぱいあるので、いつもとてもいやな感じがします。でも、私たちや先輩たちがきれいにしてきたことが表彰されて、とてもうれしいです。だから、ひまわり通りがいつかゴミのないきれいな休憩場所になってほしいと願っています。(5年女子)

●10年以上もの間、ひまわり通りのボランティア活動が続き、認められて本当にうれしいです。しかも、ぼくもその10年以上の中に入っているから、もっとうれしいです。でも、まだゴミを捨てる人がいるので残念です。もうゴミを捨ててほしくないです。ぼくは、まだまだ活動が続くと思います。(5年男子)

●私たちが3年生のときは、まくら、バーベキューセット、タヌキの死体など、「どうしてこんな所にあるの?」と思うようなものが捨ててありました。でも、がんばってゴミを拾っていました。今は私たちのときよりも少しゴミが減っているので、よかったです。表彰されて、すごくうれしいです。これで、少しでもゴミを捨てる人が少なくなればいいなあと思います。私の願いは、ゴミがあまりなく、花がきれいで、休憩している人たちが、気持ちよく休憩できる場所になればなあと思っています。(5年女子)

●10年以上かかってとれた賞なので、とてもうれしいです。ゴミがあるけど、がんばって撮ったり、花の水やりや花を植えたりすることが認められてよかったです。トラックの運転手のみなさんが、気持ちよく休めて、きれいなひまわり通りであってほしいと思います。そのためにも、ていねいに育てていきたいと思っています。(5年男子)

●表彰されたことはすごくうれしいです。でも、ゴミを捨てる人がいるからそうじが大変です。コンビニにチラシを置いてもらうこともしました、でもやはりゴミは減らずに増えるばかりです。今でもそうじを続けています。だから、ゴミを捨てないでほしいです。私たちもそうじをがんばって続けていきたいです。(5年女子)

●私たちは、3・4年生のころに、ひまわり通りのそうじをたくさんしていました。だから、ひまわり通りの活動が表彰されて、とてもうれしいです。今もたくさんゴミはあるけれど、これからももっともっとゴミを拾っていったら、ゴミを捨てる人は捨てなくなるかもしれません。私たちが3・4年生の時よりずいぶん減っていると思います。だから、これからもひまわり通りのためにゴミ拾いをがんばりたいと思います。(5年女子)

●ひまわり通りのボランティア活動でゴミを拾いにいくたびにゴミが落ちています。ひまわり通りは、トラックなどの休憩所になっています。だからと言って、ゴミを平気でまき散らす人がたくさんいるから、いつもゴミがいっぱい落ちているのだと思います。表彰されたことはうれしいし、ボランティアをこれからもどんどんしていきたいと思っています。だけど、トラックの運転手の方たちに対する思いは、ゴミをなくしてほしい、捨てないでほしいという思いです。ゴミを拾う人の身になってもっとしっかり考えてほしいと思います。(5年女子)

●表彰されたこと、すごくうれしいです。私たちが3年生のときからすると、とても考えられません。私たちが3年生のときは、いつ行ってもゴミが山のようにあり、毎回ゴミ袋に5~10袋いりました。最近ゴミが少なくなり、おまけに表彰までされて、私はうれしいです。でも、まだゴミを捨てる人がどうしてもいます。それで、これからもこの活動をがんばりたいです。(5年女子)

児童・生徒の声
<4年生>(今年中心になって活動をしています)

●せんぱい方ががんばってくださったから表彰されたと思います。うれしいです。ひまわり通りに、小便などがしてあるから、やめてください。(4年男子)

●受賞できてうれしいです。ドライバーのみなさん、ゴミをすてないでください。(4年男子)

●ひまわり通りにゴミを捨てないでください。ひまわり通りをきれいにしてください。(4年男子)

児童・生徒の声
<3年生>(今年中心になって活動をしています)

●ちょうど、学校そう立120周年のよい年に表しょうされるなんて、とてもうれしいです。今度からゴミを捨てられないように、先ぱいたちの伝とうをつづけていきたいと思います。(3年女子)

●あんまり、ひまわり通りにゴミをすててほしくないです。ひまわり通りに、おしっこやうんこをすてていくから、それはやめてほしいです。(3年女子)

●もう、ゴミをすてないでください。ひまわり通りをきれいにしていきたいです。(3年男子)

●べんとうばこ、ペットボトル、タバコなどをすててほしくないです。(3年男子)

●ひまわり通りにゴミをすてないでほしいです。ぼくたちは、もっとがんばりたいと思います。(3年男子)

●ひまわり通りできゅうけいする人が、コンビニで買ったべんとうをきゅうけい場にすてているから、ゴミは持ち帰ってほしいです。(3年男子)

●おしっこやうんこがしてあるので、やめてほしいです。また、エロ本などがすててあることがあります。(3年男子)

●ひまわり通りに、おしっこ、うんこ、たばこ、おしっこをペトボトルに入れてすてる、これをやめてください。(3年男子)

児童・生徒の声
<2年生>

●松尾西小がえらばれたから、うれしいです。わたしたちが六年生になったとき、また(ひょうしょうしきへ)行けたらうれしいです。(2年女子)

●ひまわり通りはいいなあ。(2年)

●みんなでかつどうして、しょうじょうをもらったのが、すごいなあとおもいました。(2年女子)

児童・生徒の声
<1年生>

●ぼくたちも3年生になったら、ごみひろいしたいです。(1年男子)

●わたしも3年生になったら、ごみひろいやきれいな花をうえたいです。(1年女子)

●はなうえをがんばりたいです。(1年男子)

●ぼくは、ひまわりどおりにしたいです。(1年男子)

●ぼくも3ねんせいになったら、ごみひろいをしたいです。ごみひろいをがんばります。(1年男子)

●わたしたちもがんばります。きれいなおはなをうえて、車にのっている人たちによろこんでもらいたいです。おにいちゃんもがんばったんだなとおもいました。(1年女子)

学校前の駐車スペース(ひまわり通り)を清掃する松尾西小学校の子どもたち

国道脇の堤防ののり面の花壇づくりに励む子どもたち

ひまわり通りの花壇で

ひまわり通りの清掃活動をする松尾西小学校の子どもたち

先生の声
月田 修 校長先生

●このようなすばらしい賞をいただけたことは、本当にありがたいと思っています。もちろんのことですが、これまでこの美化活動に関わってこられた先輩方(子どもたち・先生・保護者・地域の方々)の努力・継続が評価されたものだと思います。このようなすばらしい活動が今後も続いていくように、頑張っていかねばと感じています。
これからも、ふるさとを愛し、自然を愛する子どもたちを育てていく教育活動を進めていきたいです。

先生の声
江藤 正治(事務職員)

●受賞おめでとうございます。日頃の努力が認められて大変うれしく思っています。暑い中、寒い中のお世話、大変だったろうと思います。
これからも、地域や保護者、学校が一体となって、この活動が継続されるよう願っています。

先生の声
濱田 洋子 養護教諭

●受賞は、ここ2~3年のことに限らず、長い年月積み上げてきた活動の集大成だということが、提出された資料を見てよく分かりました。子どもたちも保護者も先生方も、とてもよく頑張られたと思います。

先生の声
原口 秀幸 先生

●本当におめでとうございます。すばらしいことだと思いました。
いつ(真夜中でも)通っても、『ひまわり通り』には、大型車はじめいろいろな車が停車しています。ちょうど、休みたい場所なんだと思います。今は、花も植えられて、心が安らぐからでしょうか、まだ「旅の恥はかき捨て」的な心の人も多いようで、ごみはずいぶん減ったそうですが、相変わらずあります。もう、平成10年から続いている活動、先輩方、先輩の先生方、今までの保護者の方々の継続した努力のおかげだと思います。
子どもたち、地域の方々もとてもお喜びのことと思います。今までのこと、これからの活動の励みになると思いました。本当におめでとうございました。

先生の声
高木 美穂子 先生

●これまでの10年近く、子どもたち、教職員、地域が一つになって取り組んだ成果が認められ、とてもうれしく思います。ひまわり通りの活動を立ち上げた子どもたちや先生、それを引き継ぎ、がんばってきたこれまでのさまざまな人たちの顔が思い出されます。
暑い日も汗を流しながら水やりをし、草を取り、ゴミを拾うという活動は、楽なものではありませんでした。やったからといって、すぐに成果が出るというものでもなく、大人のマナーのなさを見せつけられる日々もありました。子どもたちが大人のマナーを目のあたりにして、落ち込んでいる姿を見るのは、教師として、また大人として、辛いものがありました。大人の大便やペットボトルに入っている小便の後片付けを、本当に子どもたちにさせてよいものだろうか?と悩んだこともありました。
しかし、子どもたちの自分の地域を大切に思う心、松尾西を美しくしたいという心が、これまでの活動を支えてきました。この受賞は、松尾西みんなの賞です。これからもぜひこの活動を続けるとともに、地域に広げていってほしいと思います。そして、国道を通るすべての人たちに美しい花を見ていただき、幸せな気持ちになってほしいと思います。

先生の声
緒方 有香 先生

継続して活動してこられたことがすばらしいと思いました。

ひまわり通りの清掃活動をする松尾西小学校の子どもたち

関係者の声

「ひまわり通り」と子どもたちが教えてくれたこと

中村 昭人さん(松尾西小学校PTA会長)

子どもたちが手入れを始める前の「ひまわり通り」は、草むらでごみの山でした。初めの頃は、2トントラック1台分あったゴミも、今では子どもたちだけでも取り除けるようになりました。
「ひまわり通り」の活動を通して、子どもたち、保護者、地域の皆様にも変化が見られ、ゴミを拾ってくださる方も見られるようになりました。「ひまわり通り」が、校区美化のシンボルになっていると思います。

ひまわり通りの花壇で

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