第25回(2024年度)環境美化教育優良校等紹介(会長の挨拶) | 公益社団法人食品容器環境美化協会
環境学習支援

第25回(2024年度)環境美化教育優良校等紹介(会長の挨拶)



公益社団法人 食品容器環境美化協会
会長 田中 美代子

 本日はご多忙の中、遠路ご来場いただきまして誠にありがとうございます。今、最前列には、とても緊張した面持ちの学生の皆さんが座っていらっしゃいますが、お天気にも恵まれて、全員が無事にこの会にご出席いただけたことをとても嬉しく思っています。今回、25回という記念すべきマイルストーンを迎えます「環境美化教育優良校等表彰式」を開催するにあたり、主催者としてひと言ご挨拶申し上げます。

 まずは、本事業にご後援いただいている文部科学省、農林水産省、環境省の皆さま、並びにご審査をお願いしました小澤審査委員長はじめ審査委員の先生方に、あらためて御礼を申し上げます。

 さて、当協会の環境美化教育表彰事業では、これまでに延べ1335校を表彰してまいりました。この受賞の経験が、その後の進路選択や就職活動にも大いに生かされていると語る学生、卒業生も実は数多くいらっしゃいます。そうした中、本年度は、「地域と連携し、持続可能な社会の実現に貢献」をテーマに掲げまして、31都道府県から、優れた活動を行う学校のご推薦を賜りました。その活動内容を審査委員会において厳選にご審査頂きました結果、本日ご臨席の4校が最優秀校に、別途ご案内の6校が優秀校に、さらに21校が優良校として選出されました。 

 当協会は、1973年に設立され、今年で52年目を迎えます。これまで半世紀以上にわたって、地域社会や関係機関と連携して散乱防止対策やリサイクル推進に取り組み、高い成果を上げてまいりました。たとえば、その事例として、2023年のデータによると、ペットボトルの回収率は98.6%、リサイクル率が85%に達するなど、日本は世界でも非常に高い率を誇っています。そして、ボトルからボトルをつくる「ボトルtoボトル」のリサイクル率は33.7%と、高い世界水準を誇る成果を上げました。こうした取り組みは、循環型社会の実現に向けた大変大きな一歩であり、皆さんの活動がその原動力になっているのです。

 本年度は「アダプト・プログラム」の拡大にも力を注ぎました。9月29日を「アダプト・プログラム記念日」として制定し、SNS上で実施したクリーンアップキャンペーンでは、国内外から延べ5604名が参加する成果を挙げました。このように、地域に根ざした活動が国内外に広がり、時代のニーズに応じた革新的な取り組みが進展していることを大変心強く感じております。

 本日、受賞されます学校の皆さんは、こうした活動からさらに一歩踏み込んで公共の場所の清掃やリサイクルの教育を通じて、地域全体で環境美化を推進するモデルとして非常に優れたものであると考えています。

 この栄誉を胸に、児童生徒の皆さん、教職員の方々や地域の皆さまが一体となって、美しい日本、住みよい社会の実現に向けてご尽力いただけることを心から願っています。

 本表彰が全国各地での活動の励みとなって、規模がどんどん広がっていくことを心から期待しています。

当協会は、引き続き環境教育支援、産業界との連携、地域社会との協働を進めながら、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進していくことをあらためて決意しております。

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