最 優 秀 校
活 動 内 容
地域と独自のリサイクルに取り組む同校。中でも活発なのが、給食の牛乳パックを環境委員会が回収して、古紙回収業者に引き渡し、トイレットペーパーに交換する活動だ。川口市の団体が取り組む資源リサイクルと障がい者の仕事づくりをつなぐ「グリーンサポート運動」に参加後は、近隣の社会福祉法人「ごきげんらいぶ」に入所するメンバーが、児童から直接牛乳パックや古紙を受け取り、トイレットペーパーを手渡す活動に発展。量が増えるとかさばる牛乳パックを、障がい者の人たちが持ち運びしやすいよう、児童が牛乳パック専用の回収箱を手づくりするなど工夫を凝らす。リサイクルが福祉教育へと広がる中、もっと楽しく取り組めるよう校内環境通貨のしくみを設けた。牛乳パックを回収箱に入れると通貨がもらえ、安行小まつりの「エコマーケット」などで使用できる。こうしたリサイクル活動は、自然の中の大きな循環の一つに位置付けられ、古紙以外にも、給食残さで土づくりをしたり、絶滅危惧種のアカガエルの保護やヤギを飼育したりしながら、命のつながりを実体験している。
学 校 の 声
「受賞を聞いて本当にうれしいです。安行小は自然がとても豊かなところです。この環境を守るために、そしてみんなが気持ちよく過ごせるように、これからも私たちはエコ活動に取り組んでいきたいです。そして、後輩たちにもずっと続けていってほしいと思います」
関 係 者 の 声
「これからの未来を担う小学生たちには、ぜひ今後ともこのような独創的な素晴らしい取り組みを続けて頂ければと思います。我々としても、安行小学校の皆さまのような県内の素晴らしい活動を広報し、支援にも力を入れていきたいと考えております」
「安行小の取り組みは、いろんな工夫が積み重ねられている上、児童が積極的に関わるしくみを設け、周囲を巻き込んでいる様子が伝わり、とても感心しました。こうした事例がメディア等を通して広まり、一人でも多くの方々に興味をお持ちいただき活動のすそ野が広がればと思います」