2022年2月
第22回環境美化教育優良校等表彰事業において、全国の小・中学校の中から優良校に氷見市立灘浦小学校が選ばれました。
表彰授与に際し、コメントをいただきました。
◆ 山崎 清美 校長先生
校区にある虻が島は県名勝、天然記念物に指定されています。南方と北方の植物が混生し、ウミウシやムラサキウニ等、海の生き物の宝庫です。この虻が島の自然を守ろうと、開校以来続けてきた「虻が島の自然観察会と島内清掃」は、今年度で11年目を迎えました。地域社会と連携しながら環境美化に寄与していると表彰していただき、大変うれしく思います。「地域の自然遺産を守ろう」と呼びかけてくださる「虻が島を守る会」「公民館」の皆様に、心より感謝申し上げます。岩場に漂着したペットボトルやプラスチック容器を拾いながら、漂着物は年々増えているように感じます。統合前の女良小学校から引き継いだ伝統ある活動を今後も継続し、環境美化を推進してまいります。
◆ 的場 琉晟 さん(児童代表 6年)
髙野 優宏 さん(児童代表 5年)
灘浦小学校では、虻が島の自然に親しみながら、島の環境を守るための清掃活動に取り組んできました。珍しい海浜植物やウミウシ等と出会える虻が島は灘浦の自慢です。これからも、生き物が住みやすい虻が島を守るための活動を続けていきます。
◆ 桃野 弘毅 氏(北陸地連・北陸コカ・コーラボトリング株式会社)
富山湾が、ユネスコが支援する「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟され、富山湾の美しさが注目を集めております。その中でも絶景のビュースポットである氷見のご当地「虻が島」への地域社会と連携した環境美化活動が10年以上続けて行われている事が今回の受賞につながったと思います。 今後も地域の方々と取り組む「虻が島」への美化活動への誇りをさらに高めて頂き、この伝統を後輩に伝え、みんなで環境美化を考える人間に育っていくのではないかと思っております。