環境学習支援

第20回(2019年度)環境美化教育優良校等紹介(会長の挨拶)



公益社団法人 食品容器環境美化協会
会長 柴田 暢雄

私ども食品容器環境美化協会は、飲料業界6団体で構成されている公益社団法人でございます。これまで、環境美化教育の支援のほか、ポイ捨て防止マークでお馴染みのごみの散乱防止対策や環境美化の推進に多角的な取り組みを行って参りました。その活動は、今年で47年目になり、もうすぐ半世紀を迎える歴史ある取り組みです。地道な積み重ねでしたが、幸いにも諸先輩の方々からのご支援にも助けられ、一定の成果を上げているところです。

この環境美化教育優良校等表彰事業は、環境美化教育の支援を目的とし、公共的な場所の清掃美化あるいは、飲料あき容器等のリサイクルの実践教育に優秀な成果をあげ、あわせて地域の環境美化の啓発に大きく寄与されている小・中学校を表彰してきたものです。本事業は、全国各都道府県の皆様から多大なるご協力をいただきながら、今回で第20回を迎えることとなりました。

本年度は35の都道府県からご推薦を賜り、その活動内容を審査委員会において厳正にご審査いただきました結果、本日ご出席の4校が最優秀校に、また別途ご案内の6校が優秀校に、また25校が優良校として選定された次第でございます。

本日、受賞されます小・中学校におかれましては、諸先生方の平素のご指導と児童・生徒のみなさんの熱心な取り組みが立派に実を結んだものと、心から敬意を表し、お喜びを申し上げる次第でございます。

残念ながら現在、飲料容器などが道端に散乱しているところをまったく見かけないという状況ではありません。加えて、「海洋プラスチックごみ」問題が世界規模の課題となっています。利便性を求める人間は、便利なプラスチック製品に頼ってしまいます。経済合理性を重視する企業においても、プラスチック製品を販売しています。そうした利便性と経済合理性を乗り越えながら、世界的規模で早く手を打たなければ、海洋汚染を防ぐことはできません。

そうした中で、皆様方の活動は、単に教育面で成果をあげているだけでなく、地域における状況に即して、まち美化・リサイクルを実践し、散乱の抑止という面でも効果をあげていると認識しています。そして、その取り組みは、それぞれの地域において既に高く評価されていることと思います。

当協会と致しましては、そうした皆様の活動に対して、全国レベルでその活動を顕彰、紹介することにより、全国津々浦々の学校活動のモデルとなっていただきたいと願い、本日の表彰式を開催させていただいたものでございます。

また、当協会では、地方自治体と市民・地元企業の方々が連携して、きれいなまちづくりに取り組む「アダプト・プログラム」の普及に努めておりますが、この「新しい公共」とも言うべき取り組みにおいても、各地で小・中学生も多数参加し、地域の環境美化に貢献されている状況でございます。

当協会では、こうした全国の皆様の地道で力強い活動に励まされつつ、引き続き環境美化の啓発・推進に努めて参る所存でございます。

本日受賞の栄に浴される小・中学校におかれましては、どうか、この栄誉をいつまでも胸に刻まれ、児童生徒のみなさん、教職員の方々、またPTA・地域の人々が一体となって、美しい日本、住みやすいまちをつくるために、今後ともご尽力されますようお願い申し上げます。

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