2018年2月
第18回環境美化教育優良校等表彰事業において、全国の小・中学校の中から優秀校に選ばれた小値賀町立小値賀小学校の授与式が行われました。この表彰に関して、長崎地連にご協力いただきました。
表彰授与に際し、コメントをいただきました。
◆ 酒井 校長先生
『今回はこのような素晴らしい賞をいただくことができて、大変嬉しく思っております。受賞対象となった本校の取組は、最近始めたものもあれば、10年以上前から続いているものもあります。また、地域や関係団体、保護者を巻き込んでの取組になっているのも特徴です。我々、教師も人間、得手不得手があるのは当然です。このような取組が長く続いてきた要因は外部の協力にあります。エメラルドグリーンの海と緑の島の風景が、永遠に続くよう取組を続けていきたいという思いを強くした受賞でした。』
◆ 古川 充彦 氏(長崎地連主宰幹事)
『実際に訪れた小値賀小学校は一年生から六年生まで非常に素直な子供さんばかりで、先生方や教育委員会の方々の「島の子は島で育てる」という明確な方針を感じる事が出来ました。小中高合同での海浜清掃やごみ防止カレンダーの作成、販売等で子供たちが主体となって取り組める環境を作られており、小値賀の文化や自然、景観を守るという環境教育がしっかり根付いた素晴らしい取り組みだと思います。』
小中高一貫教育の一環として、地域の環境の実態を知り、環境保全の意識を高めることを目指して、2008年より、「小中高合同町内海浜清掃」を開始。児童生徒が縦割り班を組んで、海岸に散乱している空き缶などのごみ回収を行う。「島の子は島で育てる」という意識が根付いており、大人もいっしょに活動しているのが最大の特徴。漂着ごみの調査に基づいたごみ捨て防止カレンダー作成や、海の環境調査、特産テングサを使用したところてん作りなど、住民の協力を得ながら多彩な取り組みを通じ、小値賀の自然を守ろうという意思を育む。