2018年2月
第18回環境美化教育優良校等表彰事業において、全国の小・中学校の中から優秀校に選ばれた龍郷町立龍北中学校の授与式が行われました。この表彰に関して、鹿児島地連にご協力いただきました。
表彰授与に際し、コメントをいただきました。
◆ 山縣 校長先生
『過去の先輩、先生たちと一緒に喜びたい。受賞を励みにこれからも活動を続け、故郷を思う心を育んでほしい。』
◆ 高橋 俊文 氏(鹿児島地連主宰幹事)
『環境美化教育に継続的に独創性をもってかつ熱心に取り組んだ全国の小中学校を表彰するもので今年が18回目。全国37都道府県から応募があり、最優秀校4校、優秀校6校、優良校27校の内優秀校の一つに貴校が選ばれて大変栄誉なことです。チームちゅら活動として海岸清掃活動に連動して、海上保安庁の指導を受けながら海岸漂流物を分析、発信して、本年夏、奄美大島の世界自然遺産登録が目される中、環境保全、自然を大切にしていこうと地元、地域の皆さんの意識を高めることに寄与しています。』
校区の嘉渡海岸の清掃活動をしながら、奄美海上保安部の協力を得て漂着ごみの調査やそのごみの分析に取り組む。ウミガメの産卵地として知られるが、国内外からの漂着ごみで産卵環境が危ぶまれていることから、2001年から毎年実施している。同校は全校生徒が12名の小規模校。生徒は、嘉渡集落の区長に協力を依頼し、多くの住民に美化活動参加を呼びかけている。そうした活動内容を、環境シンポジウム等で校外に広く発信する様子は、住民から高く評価されており、世界自然遺産登録を目指す奄美群島全体の参画意識を高めている。