公益社団法人 食品容器環境美化協会
会長 塩澤 賢一
私ども食品容器環境美化協会は、飲料6団体で構成されている公益社団法人でございます。これまで、環境美化教育の支援のほか、ごみの散乱防止対策や環境美化の推進に多角的な取り組みを行って参りました。その活動は、40年に及んでおり、幸いにも今日では諸先輩の方々からの地道なご努力にもたすけられ、一定の成果を上げているところであります。
そのような中で環境美化教育優良校表彰事業は、環境美化教育の支援の一環として、公共的な場所の清掃美化あるいは、飲料あき容器等のリサイクルの実践教育に優秀な成果をあげ、あわせて地域の環境美化の啓発にも大きく寄与されている小中学校を表彰してきたものであります。
本事業は、全国各都道府県の皆様から大変なご協力をいただき、今回で第15回を迎えることとなりました。本年度は42都道府県から推薦をいただき、活動内容を審査委員会においてご審査いただきました結果、本日ご出席の4校が最優秀校、また別途ご案内の6校が優秀校として選定された次第です。
本日、受賞されます小中学校におかれましては、諸先生方の平素のご指導と児童生徒のみなさんの熱心な取組みが立派に実を結んだものと、心から敬意を表し、お慶びを申し上げる次第です。これらの活動は単に教育面で成果をあげているだけでなく、地域における状況に即し、まち美化・リサイクルの取り組みにまで発展しているものが多く、それぞれの地域においてすでに高く評価されているものと思います。
当協会と致しましては、そのような皆様の活動に対して、全国レベルで表彰を行い、その活動を顕彰することにより、全国津々浦々の学校活動のモデルとなっていただきたいと願い、本日の表彰式を開催させて いただいたものでございます。また、当協会では、地方自治体と市民・地元企業の方々が連携して、きれいなまちづくりに取り組む「アダプト・プログラム」の普及に努めておりますが、この「新しい公共」とも言うべき取り組みに各地で小中学生も多数参加し、地域の環境美化に貢献されている状況です。こうした全国の皆様の力強い活動に励まされつつ、当協会では、引き続き環境美化の啓発・推進に努めて参る所存 でございます。
本日受賞の栄に浴される小中学校におかれましては、どうか、この栄誉をいつまでも胸に刻まれ、児童生徒のみなさん、教職員の方々、またPTA・地域の人々が一体となって、美しい日本、住みよいまちをつくるため、今後ともご尽力されますようお願い申し上げます。