活 動 内 容
明治20年に創設された同校は、県内で最も古い歴史と伝統を生かしながら、地域に根差した美化やリサイクル活動に積極的に取り組んでいる。とくに、盛岡さんさ踊りの祭り期間に実施する「地区合同清掃」は、住民や近隣の小学校と連携して行う美化活動で、昨年は500名余りが参加した。一大行事にもなっているこの取り組みは、生徒会の組織の一つ、地区生徒会が中心になって計画を立て、地域へ清掃協力依頼をし、関係団体と数回の打ち合わせを経てから行われる。環境美化を通じて住民と交流の機会を設けているのが最大の特徴で、地域の活性化につながり、小学生の良い手本にもなっている。同時に、「森は海の恋人」や間伐の体験学習など、学年ごとに環境への理解を深める総合的な学習「SHEL学習」を展開。毎年実施するエコシンポジウムやエコ学習では、生徒会組織のエコ委員会活動と連動させながら環境テーマを決めて開催する。不要なものは買わないリフューズを意識した4Rも推進し、日常生活の中で環境を思いやる心が育っている。
学 校 の 声
「長い間受け継がれてきた下橋中の伝統の一つである清掃活動やエコ活動を評価して頂き、とても誇りに思います。これからも、最優秀賞を受賞した学校として他の学校の模範となるように活動を続けていきたいです。また、ボランティア活動も広めていけたらいいなと考えています」
関 係 者 の 声
「地域コミュニティーが希薄化している今、町の中心部にある下橋中学校さんが、住民とコミュニケーションを取りながら様々な環境美化活動に取り組んでおり、それが地域全体に波及している素晴らしい活動だと思います。受賞を機に、啓発活動に励んでほしいと願っています」