2014年2月
第14回環境美化教育優良校等表彰事業において、全国の小・中学校の中から優秀校に選ばれた広島県・福山市立内浦小学校の授与式が行われました。この表彰に関して、広島地連にご協力いただきました。
表彰授与の際にご挨拶いただいた内容をご紹介致します。
■ 6年 森上 時静さん
この度は、第14回環境美化教育優良校等表彰において優秀校協会会長賞に選んでいただき、ありがとうございます。
ぼく達は、環境が悪くなって魚やのりがあまりとれないと聞いて、海のごみ拾いや、EM活生液を入れたプールの水を海に流す活動を続けています。また、あきかんごみ拾いなども学期に一度、行っています。ぼくは、いつもこの地域や海がきれいになって地域の人や魚たちが住みやすい環境になってほしいと思い、これらの活動に真剣に取り組んできました。ぼくはもうすぐ中学生になるけれど、今まで通り、ごみを捨てる人ではなく、ごみを拾う人になって、魚やみんなが住みやすい環境をつくっていきたいです。今日いただくことになった賞は、内浦小学校みんなの環境に対する気持ちを、さらに高めるものになったと思います。
■ 6年 兼田 未空さん
私は内浦小学校がこのようなすばらしい賞を受賞したと聞いて、びっくりしたと同時に、内浦小学校がしてきた活動が認められたんだなあと思い、とてもうれしかったです。
私のお父さんも魚やのりをとっています。でも海の環境が悪いと、新鮮な魚やのりがとれなくなるなあと思い、一生懸命いろんな活動をしてきました。その一つが海のごみ拾いです。毎回するたびに、はっぽうスチロールやあきかんなどたくさんのごみをひろっています。この活動はこれからも続け、海にごみをすてないでほしいという思いを伝えたいです。そして卒業しても、自分から進んでごみひろいをして、田島の環境がさらに良くなるように努力していきたいです。そして、内浦小学校の学習が田島の海の環境を守ることにうながっていくことを願っています。
また、表彰授与を行った佐久間 正 氏(キリンビバレッジ株式会社)から下記のコメントをいただきました。
瀬戸内海に浮かぶ田島にある全児童数が10名の小規模な同校。青い海と美しい緑の豊かな自然環境を守るために、住民や企業、行政機関と連携して様々な環境教育に取り組んでいます。昭和53年から始めた「うしお祭の発表」活動は、地域の歴史や現状を調べた児童が劇にして地域文化祭で披露する取組です。この学習を通じてふるさとに愛着が湧いた児童は、「空き缶ポイ捨て追放キャンペーン」を展開。登下校時の空き缶拾いや海の清掃活動を行うことで、海を守ることは自分たちの命と暮らしを守ることにつながることを実感して活動してます。
いつまでも社会との絆を大切にしてくれくことを祈っております。
福山市立内浦小学校 (広島県)
日時 : 2014年2月6日(木)13:30~
場所 : 福山市立内浦小学校 体育館
出席者 は下記の通りです。
・ 内浦小学校 小林校長、内藤教頭、教職員の皆様、児童の皆様
・ 児童保護者の皆様
・ 広島県 環境政策課 渡辺 克己 様
・ 福山市 環境啓発課 冨田 良文 様
・ 福山市 環境啓発課 石岡 勝 様
・ 福山市 環境啓発課 西川 和宏 様
・ 福山市 環境啓発課 田邉 泰人 様
・ 広島地連 佐久間 正 氏(キリンビバレッジ株式会社)
瀬戸内海に浮かぶ田島にある全児童数が10名の小規模な同校。青い海と美しい緑の豊かな自然環境を守るために、住民や企業、行政機関と連携して様々な環境教育に取り組んでいる。昭和53年から始めた「うしお祭の発表」活動は、地域の歴史や現状を調べた児童が劇にして地域文化祭で披露する取組みだ。この学習を通じてふるさとに愛着が湧いた児童は、「空き缶ポイ捨て追放キャンペーン」を展開。登下校時の空き缶拾いや海の清掃活動を行うことで、海を守ることは自分たちの命と暮らしを守ることにつながることを実感している。