赤碕中学校は、日本の滝百選に選ばれた大山滝のある鳥取県琴浦町にあります。
全校生徒数は218名、校舎から眺める日本海や後醍醐天皇ゆかりの船上山を望む風光明媚な地域にあります。
赤碕中学校では、鳥取県が取り組んでいる4R運動を意識してグリーンカーテンなどグリーンをテーマにした4G運動を独自に展開しています。ペットボトルのリサイクル活動において回収するのみならず、自ら草花の鉢として校内で大量に再利用し、雨水タンク兼ビオトープ、グリーンカーテンを作成しています。冬場には校内渡り廊下にペットボトルハンギングで花を咲かせるというユニークな学校美化活動に取り組んでいます。
ペットボトルを草花の鉢として再利用
活動は、ペットボトルの効果的再利用の方法を案出し、夏場の照り返しによる暑さの防止、ごみの削減・再利用を図ったものです。
さらに、バス停やJR駅への適用、漁網のグリーンカーテンへの再利用など新たな方面への展開が検討されるなど、他の環境活動への取り組みとも併せて、生徒のごみ問題に積極的に関わる態度の育成にも繋がっています。
夏場の照り返しによる暑さを防ぐグリーンカーテン
僕は、この表彰の話を聞いてとてもうれしかったのですが、同時にとても緊張しました。
初めての東京でしたし、とても立派な大きなホテルで、しかも東京の偉い方々が出席される表彰式と聞いていたので最初は、この表彰式の意味がよく分かりませんでした。
しかし、学校の先生方の説明を聞き、環境問題の大切さ、自分たちの取り組みの評価などが徐々に分かり、再び、うれしくなりました。全国の取り組みの報告を聞き、全国には色々おもしろい取り組みがあるなと感心させられたり、自分たちの取り組みにも取り入れることができるものもあるなと思いながら聞いていました。
後日、地元のケーブルTVなどのインタビューに出演したことで、とても立派な表彰を頂いたと改めて感じました。その中のインタビューを通して、今回の出来事を自分の頭の中で整理することができ、これからもしっかりと地域に広がる環境活動にしていきたいと思いました。
回収したペットボトルを鉢にするための作業
この度は大変立派な表彰を頂き、職員、生徒一同、大変感謝致しております。
ありがとうございました。21世紀は環境の時代とも叫ばれています。
毎日のニュースの中でも環境に関わった話を聞かない日はなく、まさに時代のキーワードのひとつとなっています。本校では、ペットボトルグリーンカーテンを環境活動のひとつとして取り組んでいます。生徒一人ひとりが、持ち寄ったペットボトルを再利用して、空間が大きく変化していくおもしろさを生徒たちは楽しんでいるようです。
環境問題は多くの人たちが、その重要性を強く認識しているにもかかわらず、その取り組みの継続性あるいは活動の広がりなどに、少々難しさを感じることがあります。
やはり、活動にはおもしろさ、達成感、充実感が大切です。生徒たちのアイディアも大切にし、我々教職員もアイディアを絞り出しながら取り組みを充実させていきたいと考えております。今後ともご指導よろしくお願い致します。
生徒は活動の中に達成感や充実感を得ている
この度は最優秀校受賞おめでとうございます。
県の代表となるだけでも簡単な事ではないと思いますが、全国の都道府県の代表79校の中で最高の賞を受賞されたことはまさに快挙です。日々のちょっとした行動、アイディアの積み重ねが大きな成果となったと思います。
今後も継続して頂きたいと思います。出来ることを継続し、継続から新しい発想が生まれ、さらに大きな成果が得られることが再確認されたように思います。
ペットボトルグリーンカーテンなどユニークな再利用を展開