表彰校紹介・最優秀校(熊本県 水俣市立第一中学校) | 公益社団法人食品容器環境美化協会
環境学習支援

表彰校紹介・最優秀校(熊本県 水俣市立第一中学校)


昭和63年から行われている親子リサイクル活動

水俣第一中学校は、熊本県水俣市にあります。全校生徒数は282名、昭和63年に文部科学省から道徳教育研究推進校に指定され、それを機にリサイクル活動を積極的に展開しています。
水俣第一中学校では、昭和63年に地域と連携した体験活動として親子リサイクル活動を開始。その活動を継続し、平成14年度からは年2回の実施へと拡充しています。

地域と連携をした体験活動の1つ、親子リサイクル活動

地域と連携したごみ分別収集活動「ゴミュニケーション活動」

さらには地域全体で行われるごみ分別回収活動にも生徒、職員が参加するという息の長い取り組みを行っています。その活動は、ごみ分別収集活動を地域とのコミュニケーションに結び付けようと「ゴミュニケーション活動」と名づけられています。
市の行政区単位で実施されているゴミュニケーション活動には、生徒が参加、分別収集場所に出向いて活動し、持ち込みごみの多い人、お年寄りに対し生徒が運搬、分別を手伝うといった関係が築かれています。
今後も保護者や地域住民の方々と協力しながらリサイクル活動や地域の環境美化に貢献していきます。

ごみ分別収集活動「ゴミュニケーション活動」

学校の声

今回の賞を励みにこれからも様々なことに取り組み、よい伝統を残していきたい

児童・生徒の声
倉田 千歌さん(生徒会会長)

水俣第一中学校のゴミュニケーション活動が、文部科学大臣奨励賞に選ばれたと知ったときは今まで頑張ってきたことが全国に認められたということでとてもうれしかったです。
平成14年度から、先輩方がずっとこの活動を続けてこれたからこそ、今回の受賞があると思います。このゴミュニケーション活動は、今では全校生徒が毎月参加していますが、最初は生徒会の役員20人ほどでスタートしました。
水俣市はゴミ分別を細かく行って、リサイクルできるものはリサイクルさせる環境に配慮した街づくりをしているのですが、そのゴミ分別の時に何か地域の方のお手伝いをすることができないか、と考えたのがきっかけだったそうです。 生徒会のメンバーがはじめたお手伝いを地域の方が認めてくださったり、色々と交流をするきっかけになったことから、今のように活動の規模が大きくなり、全校生徒が参加するようになりました。
あと2年で、水俣第一中学校は他の中学校と合併をします。私たちの活動にも変化があると思いますがゴミュニケーションはずっと続けていきたいです。今回の賞を励みに、これからも様々なことに取り組み、よい伝統を残していきたいです。

持ち込みごみの多い人やお年寄りに対し生徒が運搬、分別を手伝う

これからますます活動に励んで後輩へと伝えていきたい

児童・生徒の声
吉田 優奈さん(環境ISO委員長)

文部科学大臣奨励賞という、とてもすごい賞をいただいて、うれしい気持ちでいっぱいです。今回の受賞について、たくさんの人に感謝したいです。
今までの地域の方々のご理解・ご協力と先輩方の活動の積み重ねのおかげでこの賞をいただいたので、私たちもこれからますますゴミュニケーション活動に励んで後輩へと伝えていきたいです。
このゴミュニケーション活動とは、毎月1回、自分が住んでいる地区のゴミを出す日に、生徒全員が参加してゴミ分別を行ったり、その活動を通して地域の方と交流を深める活動です。今回の賞をきっかけに、今まで以上に活動を頑張って、地域の方ともコミュニケーションをとっていきたいと思いました。
水俣では、水俣第一中学校の他にも、色々な学校が環境に対する取り組みを工夫して行っています。私たちの住んでいる街をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思います。今回は名誉ある賞をいただきありがとうございました。

活動を通して地域の方と交流を深めている

自分が地域の一員であるということを、活動を通して体感している

先生の声
宮崎 令子 先生

今回の受賞は、今まで生徒たちの活動を暖かく見守ってくださった地域の方々のおかげだと思います。水俣市は、ゴミの分別をはじめ「環境マイスター」制度など、環境モデル都市としての取り組みを行っています。
その中で生徒たちも、自分が地域の一員であるということを、ゴミュニケーション活動を通して体感していると思います。
総合的な学習の時間の中でも、環境について学習をするなど、これからも自然と環境について考え、生活の中で実際に生かすことができる生徒を育んでいけるよう、今回の受賞を励みに活動を推進していきたいと思います。

地域の方々と一緒に活動を展開している

関係者の声

「地域の皆様とともに笑顔あふれる、リサイクル活動」に取り組んでいきたい

小野田 秀哉さん

今回の受賞にあたり長年の先輩方の活動継続の努力と、先生方、保護者、地域の皆様の協力のおかげだと深く感謝しております。
「水俣」は公害を経験した町です。その中で水俣市も平成4年より「環境モデル都市」を目指し、平成20年7月にはこれまでの実績が評価され見事認定を受けることができました。

そのように水俣市一丸となっての環境活動は子どもたちにも深く浸透しており、市内各所で行われる資源ごみ収集日には、わが校の生徒も放課後の部活動を休止し、積極的に参加しています。この生徒参加の活動は平成14年よりはじまり、学校活動の一環で「ゴミュニケーション」と呼ばれております。

月一回の資源ごみ収集は22種類にもおよぶ分別作業や、高齢者の資源ごみの運搬の手伝いなど、地域の方々とともに連携をとりながら行っています。子どもたちにとっては「資源ごみの有効活用の認識」と「地域の方々とのふれあい交流」などすばらしい活動となっています。

もう一つの活動としましては、年に2回行われる空瓶リサイクル活動があります。 これは、学校・保護者・校区内地域の方々の協力をいただき、ビール瓶と一升瓶をリサイクル収集しています。こちらの方も長年PTA活動として定着しており、地域の方々も年2回の収集日のためにと、各家庭にたくさんの空瓶を保管していただいており、当日は数千本にも及ぶ空瓶が集められます。

両活動とも地域に根ざした、地域一体の活動が今回の受賞に大きく評価されたのではないかと思います。今回の受賞を励みに、今後益々「地域の皆様とともに笑顔あふれる、リサイクル活動」に取り組んでいきたいと思います。

学校・保護者・校区内地域の方々の協力を得て行っている

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