アメリカではほぼ全州に広がるアダプトプログラム。
ハイウェイ網が発達している米国では、1985年、テキサス州運輸局が「アダプト・ア・ハイウェイ」を導入したのが始まりです。 この方式は急速に全米に広がり、さらにカナダ、ニュージーランド、プエルトリコの各国でも実施されています。その基本となる仕組みは・・・・・・。
- ・公共スペースの管轄権を持っている州運輸局等の部局が主導し、散乱ごみのある場所を選定する。
- ・住民や地元企業などに、一定区画をアダプト(養子)させ、定期的に清掃するなどの面倒を見てもらう(活動団体は、経費のみを負担する場合もある)。
- ・当局は、アダプトプログラムについて契約書を取り交わし、清掃用具、作業衣、作業標識などを貸与する。
- ・アダプト区画の始点と終点に、活動しているボランティアグループ名を、インセンティブとして立看板で掲出する。
- ・分別回収したごみ袋は当局が回収する。
コーディネーター |
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活動団体
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活動内容 |
州運輸局 |
高速道路 |
- ・クラブ会員
(例:ライオンズクラブ)
- ・職場の仲間
(例:ホワイトハウス職員)
- ・隣近所の集まり
(例:アパート住民)
- ・教会など宗教団体
- ・市民団体
- ・学校
- ・地元企業
- ・その他
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散乱ごみの清掃美化活動
- ・花を植える
- ・樹を植える
- ・落書きを消す
管理活動
- ・水やり
- ・枝の剪定
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街路脇 |
道路脇 |
群道脇 |
ランプ周辺 |
公園レクリエーション局 |
特定の場所 |
公園 |
砂浜 |
海岸 |
湿地 |
米国アダプト・プログラム(Adopt a Highway)に関する調査
【目次】
・米国アダプト・プログラム(Adopt a Highway)に関する調査(2012年度)
食環協の派遣団が2007 年のテネシーで開催された国際アダプト・プログラム会議に参加して以降、
米国におけるアダプト・ア・ハイウェイ・プログラムの調査は行われていない。そこで、2008 年~2012 年の5 年間の変化をフォローアップし、概観する。
・米国アダプト・プログラム(Adopt a Highway)に関する調査 (2007年度)
アダプト・プログラム シンポジウム2007 食環協プレゼンテーション A-A-H国際会議参加報告