アダプト・プログラム導入自治体調査ー2018年 | 公益社団法人食品容器環境美化協会
アダプト・プログラム

アダプト・プログラム導入自治体調査ー2018年


<資料ソース>

  • アダプト・プログラム導入自治体アンケート(定例年次調査)
    回収数=346自治体
    アダプト担当部署 (依頼=539自治体 アダプト担当部署)

  • 調査・集計スケジュール
    アンケート発送: 11月9日
    アンケート締切: 1月10日
    回 答 方 式: WEB回答、郵送、メールにて返送

1.プログラム数の推移


2019年2月現在、アンケート調査、自治体ホームページ等をもとに当協会が把握しているプログラム数、活動団体数、活動者数は以下の通りです。

  • ・実施自治体数: 423自治体
  • ・アダプト・プログラム数: 約575プログラム (*注)
  • ・参加団体数: 45,000団体以上
  • ・活動者数: 約250万人

(*注)プログラム数:各自治体におけるアダプト・プログラムの制度の数。1自治体で道路のプログラム、河川のプログラムなど、複数の制度・仕組みを有する例があります。

2.参加団体の構成比推移


参加団体の構成は、各エリアの地域特性などを反映しバラツキがあります。
全国ベースで見た場合は、社会的貢献(CSR)の取組強化を背景に、企業が2008年以来連続で1位を占めています。
2位の町内会・自治会と3位の環境ボランティア団体を合わせ、約70%を占めています。
 
団体内訳 2017年 2017年 2016年
環境ボランティア団体 16.3% 14.3% 13.4%
地元企業 33.7% 34.5% 31.0%
同好会・サークル 7.4% 7.2% 7.7%
青年会・老人会・婦人会 3.7% 3.2% 3.2%
ライオンズクラブ、ロータリークラブ 0.4% 0.8% 0.8%
青年会議所・商工会議所 0.2% 0.2% 0.2%
町内会・自治会 24.6% 22.9% 25.2%
商店会・商業施設 0.9% 0.8% 1.0%
学 校 3.9% 3.0% 3.9%
その他(「特筆すべき団体」含む) 9.0% 13.2% 13.5%
合 計 100.0% 100.0% 100.0%

3.活動団体の認定要件の有無について


(1) 活動団体が参加登録する際の認定要件の設定の有無について
  都道府県 市区町村 合 計
認定要件がある 51 188 239
認定要件はない 10 87 97
合 計 61 275 336
 
  • (2) 「認定要件がある」と回答いただいた場合の認定要件の詳細については以下の通りです。(複数回答あり)
要 件 都道府県 市区町村 合 計 
構成員数 26 114 140
財政要件 0 8 8
責任者の有無 15 70 85
活動対象範囲・規模 39 99 138
活動頻度 28 107 135
その他 13 59 72
合 計 121 457 578

4.活動場所、活動内容


(1) 活動場所 (複数回答あり)
導入場所について、県は道路、河川、海岸など管理者区分別の導入、市は半数強が全域導入としています。傾向としては従来と大きな変更はありません。
活動場所 都道府県 市区町村 合 計
駅前 1.6% 96.8% 79.5%
中心部繁華街 1.6% 81.6% 67.1%
中心部オフィス街 3.2% 95.1% 78.3%
道路 49.2% 95.8% 87.3%
公園 20.6% 33.6% 31.2%
河川敷 41.3% 30.4% 32.4%
海浜・海岸 14.3% 30.7% 27.7%
港湾  9.5% 70.3% 59.2%
湖岸 4.8% 62.5% 52.0%
公共施設・文化施設 4.8% 67.8% 56.4%
その他 17.5% 68.6% 59.2%

(2) 活動内容 (複数回答あり)
地域が必要とする広範な美化活動が組み入れられています。傾向としては、場所・内容とも大きな変化はありません。
活動内容 都道府県 市区町村 合 計
清掃・ごみ拾い 84.1% 94.3% 92.5%
ガム剥がし 9.5% 15.5% 14.5%
除草 79.4% 80.6% 80.3%
落書き落とし 4.8% 9.5% 8.7%
花壇の世話(水やりなど) 50.8% 52.7% 52.3%
植栽・植樹 57.1% 39.6% 42.8%
苗の育成 9.5% 16.3% 15.0%
粗大ごみ処理 4.8% 3.2% 3.5%
違法広告物撤去 3.2% 3.5% 3.5%
行政への情報提供(含むパトロール)  20.6% 53.4% 47.4%
活動報告 54.0% 6.4% 15.0%
その他 3.2% 6.4% 5.8%

5.アダプト・プログラムの運用について


  • (1)アダプト・プログラム制度の推進にあたり、目標を定めていますか
  都道府県 市区町村 合 計
目標を定めている 21 105 126
目標は定めていない 40 187 227
 
  • (2)アダプト制度の推進にあたり、具体的な数値を決めていますか
  都道府県 市区町村 合 計
はい 19 75 94
いいえ 17 83 100
 
  • ②具体的な数値を決めたのは、以下のどれですか(複数回答可)
  都道府県 市区町村 合 計
参加団体数の増加 18 70 88
参加者数の増加 7 12 19
参加地域の増加 0 3 3
散乱ごみの減少 0 1 1
住民意識の変化 0 2 2
管理経費の減少 1 2 3
その他 1 4 5

6.リーダーの育成のために具体的な措置を講じていますか


(複数選択可)

  都道府県 市区町村 合 計
具体的な措置を講じている 6 11 17
a. 先進地への視察 0 0 0
b. 先進地の事例の紹介 1 0 1
c. 有識者の講演の実施 1 2 3
d. 地域内の情報交換会の実施 6 8 14
e. その他 0 3 3
 
  都道府県 市区町村 合 計
特段の措置は講じていない 55 263 318
a. 今後も特段の措置を講じる予定はない 50 229 279
b. なんらかの措置を講じたいと検討中 4 15 19

7.アダプト制度の行政担当者へ情報提供として実施していることはありますか


(複数選択可)

  都道府県 市区町村 合 計
実施している 10 39 49
a. 先進地などへの状況視察 1 2 3
b. 先進地などへの実情問い合わせ 2 1 3
c. 食品容器環境美化協会の情報の取得整理伝達 4 33 37
d. 他の市民活動関係者との情報交換 1 11 12
e. 地域住民との連携を行うことなどを内容とした道路河川などの管理研修の受講 1 1 2
f. その他(具体的に) 2 0 2
実施していない 49 230 279
 

8.アダプト活動の行われていない地域へのアプローチ
(エリアへのアプローチ)


(複数選択可)

  都道府県 市区町村 合 計
実施している 37 157 194
a. ホームページにより全地域へ活動参加の呼びかけ 37 122 159
b. 広報誌により全地域へ活動参加の呼びかけ 4 91 95
c. イベントの際の清掃活動呼びかけ 1 11 12
d. 活動事績がない地域に実施の呼びかけ 1 5 6
e.清掃活動は行われているが、アダプト活動として行われていない地域への呼びかけ 3 15 18
実施していない 20 120 140

9.アダプト活動の広がりのためにやっていることはありますか
(参加主体へのアプローチ)


(複数選択可)

  都道府県 市区町村 合 計
実施している 21 65 86
a. PTAなど学校活動との連携 4 9 13
b. 公民館活動など地域社会との連携 1 6 7
c. 自治会との連携 4 33 37
d. 商工会、商店街との連携 3 9 12
e. 環境関係NPOとの連携 2 10 12
f. 高齢者関係団体との連携 1 6 7
g. 花植え、植栽など緑化関係団体との連携 3 18 21
h. 大学生サークルとの連携 1 5 6
i. 大学の地域社会研究者などとの連携 0 2 2
j. 環境関係企業との連携 1 8 9
k. 道路河川などの公共事業関係企業との連携 3 6 9
l. 医療福祉関係企業、団体との連携 0 2 2
m. その他 7 27 34
実施していない 39 206 245

10.自治体等行政組織間での連携について


(複数選択可)

  都道府県 市区町村 合 計
実施している 27 48 75
a. 国の道路部局の連携 2 11 13
b. 国の河川部局との連携 3 6 9
c. 都道府県の住民活動担当部局との連携 3 1 4
d. 都道府県の道路部局との連携 9 31 40
e. 都道府県の河川部局との連携 8 15 23
f. 都道府県の公園部局との連携 3 1 4
g. 都道府県の農林部局との連携 0 2 2
h. 他の市町村との連携情報交換 15 6 21
i. その他 6 5 11
実施していない 31 224 255

11.アダプト活動のユニークな活動内容、トピックス


自治体名 部署 活動内容
宮城県 土木部河川課 スマイルリバー・サポーターとして二級河川定川水系北北上運河の清掃・除草活動を行っているほか、河川協力団体に指定されており、地元小中学生や地域住民とともにカヌー体験、水棲生物調査、水難救助訓練など様々な活動を行っている。
深谷市 協働推進部ガーデンシティーふかや推進室 地元自治会に協力し公園を11月〜翌年1月までイルミネーションを設置している。
厚木市 協働安全部市民協働推進課
(生活環境課、下水道施設課、河川ふれあい課)
地元の大学や自治会と連携して3年計画の末に約150mの壁画を完成。
舞鶴市 市民文化環境部環境対策室生活環境課 同じ道路を清掃している2つの団体が一緒に清掃活動を行い交流を深めている。
長岡京市 公園緑地課 毎年「みどりで笑顔のつどい」という、長岡京市みどりのサポーター制度に登録いる方々が集まり情報交換をするイベントが開催。約100名ほどの人が一つの会場に集まるので有意義な時間を過ごしていただけているかと思う。
岸和田市 建設部 建設管理課 市道沿いの植樹帯に、季節の花を植えている。
奈良市 市民活動部協働推進課 ㈰毎号で3団体を訪問し、活動内容や参加者のお話などを取材して団体紹介している。この広報誌は各団体の他、近隣大学や公民館をはじめ、市管轄の施設に配置しています。
㈪団体ごとに推薦者を募り、対象者には市長から表彰状を渡した。市長だけでなく市議会議長も出席いただき、合計33団体103名(内アダプトプログラム4団体18名)参加の大規模な式典となった。今年が第一回目で、来年度以降も毎年行っていく予定です。

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