アダプト・プログラム

アダプト・プログラム導入自治体調査ー2010年


<資料ソース>

  • ◇ アダプト・プログラム導入自治体アンケート(定例年次調査)
    ・回収数=254自治体
  • ◇ 調査・集計スケジュール
    ・アンケート発送: 7月9日
    ・アンケート締切: 8月10日
    ・回 答 方 式: 年度からWeb回答方式を導入(回答数の75%が利用)

1.導入プログラム数の推移


導入プログラム数の推移

 ・増加数は昨年に比べスローダウンしたが、本年も着実に増加した。
 ・累計導入プログラム数は、10年末で460と見込んでいる。導入自治体数は推定410~420。

2.活動団体数の推移


活動団体数の推移

・参加団構成参加団体は、10年末では21,000団体と見込んでいる。参加人員は100万人の大台を突破しており、美化活動の中での比重が高まっている。 

3.参加団体構成


団体構成 2010年 2009年 2008年
企業 31.4% 28.0% 27.4%
町内会・自治会 25.6% 24.9% 23.8%
環境団体 14.4% 12.9% 13.1%
サークル 10.3% 10.2% 9.8%
青年・老人会 4.7% 6.2% 6.0%
学校 3.6% 3.8% 4.0%
青年会議所・他 0.5% 0.7% 0.8%
その他 9.5% 13.3% 15.1%
合 計 100.0% 100.0% 100.0%

・参加団体は、企業がCSR推進を背景に3年連続1位。上位3グループで70%を占める。
・シンポジウムで事例発表していただいた長野県、岡山市は、逆に企業比率が一桁で、第2・3グループの合計がいずれも70%を超え、地元市民の地域への愛着の高さがうかがえる。

4.アダプト・プログラムが導入されている場所


アダプト・プログラムが導入されている場所

・県のプログラムは「道路」「河川」「海岸」など、管理者区分の導入。
・市・町の場合、その半数が「全域導入」。その結果、「道路>公園>河川>駅前…」の順となっている。

5.市民の活動内容 


アダプト・プログラムが導入されている場所

地域の必要とする広範な美化活動が組み入れられている。例年と比べ大きな変化はない。

6.アダプト・プログラムの位置づけ 


(回答)明確に位置付けられている

  2010年 2009年

(回答数)
51% 36%
22 14
市・町
(回答数)
58% 58%
114 100
合計
(回答数)
57% 54%
136 114

・昨年に続きアダプト・プログラムが、自治体の方針、総合計画、条例などの中で明確な位置づけがされているか否かをうかがった。
・昨年同様、市町が県を上回る結果であった。
・特徴として、県が総合計画の中で、アダプト・プログラムを市民との協働、市民参画の推進事業と位置付けているのに対し、市町はきれいなまちづくりの一環としてアダプト・プログラムを推進するという回答が多かった。

7.アダプト・プログラムの事業評価


(質問)事業評価を実施しているか

  実施している 全回答数

(回答数)
45%  
18 40
市・町
(回答数)
23%  
45 192
合計
(回答数)
27%  
63 232

・今回初めて、アダプト・プログラムの事業評価をされているかをうかがった。
・県が市町を大きく上回ったが、全体では評価を実施している自治体は3割弱にとどまっている。
・評価基準は、参加団体数を挙げる自治体が33と、全体(63)の約半数を占め、その他自治体内の事業評価基準による、実施個所・面積の目標達成率などが散見された。

8.アダプト活動を通じての団体育成、地域の担い手育成策実施の有無


(質問)育成策を実施しているか

  実施している 全回答数

(回答数)
   
1 19
市・町
(回答数)
   
11 183
合計
(回答数)
   
12 224

継続的な活動、リーダー育成などのため、参加団体や担い手の育成策の実施有無についてうかがった。

実施自治体は12件と少なく、回答例としては以下の通り。
 ・アダプト団体の協議会、交流会での情報交換や、団体間連携・連帯の促進、
  環境学習会などの開催。
 ・アダプト団体に限らず、特定地域の美化活動団体全体を網羅した情報交換会や
  講演会、勉強会の実施など。

9.アダプト・プログラムの導入成果


アダプト・プログラムの導入成果

・美化の効果を中心に多様な成果が認められている。県と市・町の評価はほぼ同パターン。

・昨年から各項目の重要度を4段階で回答していただいている。
(「非常に重要」「やや重要」と回答した自治体の比率が上図)

10.アダプト・プログラムの問題点と課題


アダプト・プログラムの問題点と課題

・9と同様、昨年から各項目の重要度を4段階で回答していただいた。(「非常に重要」「やや重要」と回答した自治体の比率が上図)
・県、市・町とも自治体間連携を除き、ほぼ同じパターン。

11.アダプト・プログラムの維持・活性化施策


  2010年 2009年
ホームページ 78.3% 69.3%
広報誌 51.2% 52.9%
アダプト情報誌 5.1% 6.6%
交流会 14.2% 15.6%
勉強会・講習会 7.5% 10.1%
年度総会 5.9% 7.4%
新聞 11.8% 13.6%
テレビ 4.7% 7.4%
ラジオ 6.3% 6.6%
タウン誌 2.4% 0.4%
表彰 12.2% 11.3%
感謝状 12.2% 10.5%
認定状 20.0% 17.5%
成果フィードバック 9.8% 7.4%
協議会設置 5.1% 3.9%
アンケート実施 15.7% 15.2%
現場訪問 23.6% 26.8%
支援充実 16.9% 15.6%

・新聞などのマスコミ関連は減少傾向が続いている。
・一方、「ホームページの充実」「表彰・感謝状・認定状」「協議会の設置」「成果のフィードバック」など地道な施策が着実に上昇している。
・ご担当者による現場での活動参加者との接触(現場訪問の比率)も高い結果となっている。

12.この1年間の変化(制度運用上、参加団体との関係など)


【プラス面】

  市町
美化の実行 24% 45%
参加団体の増加 60% 36%
美化・環境意識の向上 22% 46%
企業の社会貢献意識 31% 24%
愛着心の高揚 18% 24%
活動の活発化 4% 22%
地域のイメージアップ 4% 18%
ポイ捨てなどの抑制効果 7% 22%
地域の活性化 9% 19%
底辺の拡大 9% 16%
地域の連帯・協働の進展 7% 12%

【マイナス面】

  市町
活動のマンネリ・停滞・高齢化 38% 40%
参加者の伸び悩み・減少 9% 31%
制度周知・PR不足 16% 21%
団体・地域間活動格差 13% 24%
ごみ処理 16% 11%
ポイ捨てが減らない 7% 11%
活動継続が困難 13% 12%
団体からの要望の増加 13% 14%
予算確保が困難 20% 10%
費用・人的負担の増加 16% 11%
地域の連帯・協働の進展 7% 12%

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