表彰校紹介・最優秀校(福島県・只見町立只見中学校) | 公益社団法人食品容器環境美化協会
環境学習支援

表彰校紹介・最優秀校(福島県・只見町立只見中学校)


最 優 秀 校


活 動 内 容

全島民で漂着ごみ回収する口永良部島の魅力を児童生徒が発信

日本有数の豪雪地帯ならではの希少な生態系が育まれている只見町。その環境を守るために同校では、多様な取り組みを実践している。中でも注目を集めているのが、新聞紙をリサイクルして生徒が作製した新聞紙レジ袋を、地域の商店がプラスチック製レジ袋の代わりに実際に利活用している取り組みだ。新聞紙レジ袋は、商店で使ってもらえるよう生徒自身が依頼、各店舗の在庫管理なども行っている。この活動が誕生したきっかけは、海での体験学習中に、砂浜に散乱する漂着ごみの多さに生徒が抱いた危機感だ。海につながる川の上流で暮らす自分たちにできることを考えた結果、ごみで目立っていたプラスチック製のレジ袋に着目、まずは地域から減らそうと開始したのが始まりだ。生徒の活動に感心した住民からの要望を受け、新聞紙レジ袋作製教室を地域で開催。その姿に刺激を受けた地元の米農家は、プラスチックコーティング肥料不使用の米づくりを開始した。漂着ごみの現状を知った生徒が足もとから見直すために始めた小さな活動が、地域を巻き込む中で、大人の考えや行動を大きく変えている。

学 校 の 声

福島県只見町立只見中学校の皆さん

「口永良部島は、あまり知られていない島かも知れませんが、この受賞を機に、一人でも多くの方々に島のことや私たちの環境に関する取り組みについて知ってもらえたらとってもうれしいです。そしてこれからも、学校と地域の方々全員で美化活動に励んでいきたいと思います」

関 係 者 の 声

福島地方連絡会議 大塚製薬株式会社 郡山出張所 野崎 石松 氏

「今回受賞された只見中学校の活動内容は、生徒たちが海での体験学習中に、漂着ごみが散乱している海岸を見て、川上に住む自分たちが行動を起こしたという道義付けから、プラごみをなくそうと新聞紙でレジ袋を作製し、地域の商店で使ってもらうに至るまでのストーリーを伺えば伺うほど素晴らしいなと感心しました。そして、農業が活発な地域において、生徒の活動に刺激を受けた農家がプラスチックの入った肥料を控えるようになった一連の流れは、大人の行動変容を促すことにつながった取り組みです。これは、狙ってできることではありません。足もとのできることから始めて、徐々に大きく広がっていった好例だと思います」

学校の情報

福島県・只見町立只見中学校

〒968-0441
福島県南会津郡只見町大字黒谷字上野300
TEL:0241-84-2022
ホームページアドレス:http://kir523528.kir.jp/?page_id=44

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