第25回環境美化教育優良校等表彰事業において、全国の小・中学校の中から優秀校に田上町立田上中学校が選ばれました。
表彰授与に際し、コメントをいただきました。
◆ 小野 浩 校長先生
今回の受賞は、生徒自身が主体的に活動した取組が評価されたと思っている。
今後も色々新しい視点で田上町の竹林整備の取組を進めていくことで、地域貢献と、生徒の成長支援を実現させていきたい。
◆ 髙谷 隆太 さん(環境委員長)
今回の活動に参加して初めて田上町の環境の課題、放置竹林の課題を知ることができた。また、実際の活動は大変な作業もあったが、強い達成感を感じることができた。今後も、環境課題に目を向けていきたいと思う。
◆ 陶山 将人 様(新潟県環境局環境政策課長)
昨年度、貴校が地域のボランティア団体と一緒に取り組まれている竹林整備活動について、新潟県環境賞にご応募いただきました。地域の資源である一方で、近年では放置竹林をはじめとする管理が課題となっている竹林の整備を通じ、地域の自然や文化に触れ、地域の様々な人たちと関わる中でふるさとを大切に思う心を育てるとともに、地域の活性化にもつなげている点が評価され、環境賞環境保全部門を受賞されました。
10年を超えて継続されているこの活動は、大変すばらしい活動だと思い、この度、食品容器環境美化協会の環境美化教育優良校に、新潟県代表として推薦させていただいたところ、高い評価を受け、優秀校の受賞となりました。
誠におめでとうございます。
今後も身近な環境を守るこの活動を継続することで、地球環境問題や新潟の未来の環境について、一人一人が考えていただくようになることを期待しています。
◆ 能勢 靖弘 氏(新潟地連・キリンビバレッジ株式会社)
この度の受賞、誠におめでとうございます。
特に令和3年以降、生徒一人一人の主体的な取組によって、環境整備活動を継続されていること、地域イベント「たがみバンブーブー」への参画による地域貢献が評価されていると思います。
これからも地域貢献と、生徒の環境意識醸成につながる活動の継続を期待しております。
地域のボランティア団体と連携し、竹林整備活動に取り組む。竹林が多く、たけのこの産地として有名な田上町だが、高齢化や人口減で、放置竹林による景観悪化、たけのこの生産量減少などの課題に直面している。そこで生徒会が全校に呼びかけてボランティアを募り、2011年から、竹の伐採や運搬、近隣の雑木林の整備などに取り組んでいる。また、2022年からは、商工会と連携して、伐採竹で竹あかりを製作し、町おこし事業にも一役買っている。生徒は、環境保全だけではなく、竹が地域の宝であることをPR、活性化につなげている。
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