表彰校紹介・優秀校（北海道・上士幌町立上士幌小学校）

第25回環境美化教育優良校等表彰事業において、全国の小・中学校の中から優秀校に上士幌町立上士幌小学校が選ばれました。

表彰授与に際し、コメントをいただきました。

◆ 山田圭介校長先生

上士幌町の施策であるSDGsの推進を学校現場での授業へ取り入れてから、現在では1～6年生の全ての生徒を対象に年間30時間充てる環境を構築してきました。全国的にも先進的な取り組みであると思う中、この度当校が受賞したことに驚きと喜びを感じております。生徒達にとって取組みが評価され自信に繋がる良い機会となりました。

◆ 小堀雄二様（上士幌町教育委員会教育長）

上士幌町が進めるSDGsの取組みを、町の課題から学校の課題として落とし込み、生徒が自ら給食の食べ残しの処理について課題として認識し取組んでくれました。役場も協力しコンポスターでの堆肥化を指導し、食品残渣の再利用を実践からその肥料で野菜を栽培し給食で食べる機会を通じて、教諭も一緒になり食の循環を学んでくれました。

◆ 佐々木隆介氏（北海道地連・北海道コカ・コーラボトリング株式会社）

受賞おめでとうございます。皆さんの取組みがご家族や地域の方々にも広がっていると伺い大変感銘を受けました。この素晴らしい取り組みを次の４年生の皆さんへしっかりと引き継いでいき、さらに活動の幅が広まっていくことを願っております。これからも頑張って下さい。

＜授与式概要＞

上士幌町立上士幌小学校（北海道）
日時： 2025年2月12日（水）15:00 ～ 15:20
場所：上士幌町立上士幌小学校プレイルーム
出席者は下記の通りです。
・山田圭介校長先生
・小堀雄二様（上士幌町教育委員会教育長）
・佐々木隆介氏（北海道地連・北海道コカ・コーラボトリング株式会社）

受賞理由（一部抜粋）

＜活動状況等＞

大量の給食残さの処理に悩む給食センターの現状を知った児童が、自分たちにできることをしようと開始したのが、「残食リサイクル大作戦」。自治体の指導を得ながら、4年生がコンポスターを使い残食を堆肥にし、野菜栽培に利用している。その取り組みは地域にも広まり、興味を持った住民が自宅の生ごみ処理にコンポストを導入、徐々に浸透し始めた。児童は、ごみの分別や廃棄物リサイクルに関心を持つようになり、実際に、ごみ処理施設から二酸化炭素排出量が抑制されるなど、町が掲げるゼロカーボン推進に寄与している。