2021年3月
第21回環境美化教育優良校等表彰事業において、全国の小・中学校の中から優良校に見附市立田井小学校が選ばれました。
表彰授与に際し、コメントをいただきました。
◆ 外山 校長先生
『一つ一つは地道な活動だが、継続して取り組んでいきたい。』
◆ 生徒代表
『SDGsなど地球環境を守る取り組みに繋がるので嬉しい。』
◆ 渡邊 隼人 氏(新潟地連・コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社)
『田井小学校の皆さん、おはようございます。私は食品容器美化協会の渡邊と申します。普段はコカ・コーラボトラーズジャパンという会社で環境問題などを取り扱う部署でお仕事しています。今日は東京の六本木にある事務所からこのオンライン会議に参加しています。
簡単に食品容器美化協会というところについて説明すると、皆さんが普段飲んでいる缶やペットボトルなどのゴミが散乱したりポイ捨てされたりしないように、活動をする団体です。具体的には、今回のように地域と取り組んで環境活動などを行ってくれる学校などの団体を応援したり表彰したりする活動を行っており、これをアダプトプログラムと言います。
今地球全体で様々な環境問題があって、それぞれの国や地域で活動するだけではなかなか解決出来ない問題が出てきています。そのうちの一つとして、海洋プラスチック問題と言われる細かくなったプラスチックが海の生き物を傷つけたり、食べ物と間違って食べられたりしてしまっている問題があります。私たちの食べ物や飲み物の容器や包装材などもその原因の一つとされており、正しく捨てられなかったゴミが長い年月をかけて河川などから海に流れ出てしまって、海流に乗って遠い国の海を汚してしまったりしているとされています。少し難しい話ですが、こうした問題に世界全体で取り組むために国連がSDGsという17の社会課題を掲げて取り組んでいるので、興味のある人は調べてみてくださいね。
ただ、私たち飲料を販売する会社でも様々な取り組みを進めていて、今皆さんが日頃飲んでくれているペットボトルももう一度ペットボトルとしてリサイクルするなどして、実は85%がリサイクルされるようになってきています。これからも安心して美味しい飲み物を飲んで貰えるように頑張りますので、応援宜しくお願いします。
さて、今回皆さんや皆さんの先輩たちが地域と一体となって取り組んできたリサイクルやエネルギー削減活動は、先生や生徒の皆さんだけでなく地域の皆さん、保護者の方たちが協力した大変すばらしい取り組みとして、全国の31校の中の一つとして優良校、協会会長賞として表彰されることになりました。大変立派な活動なので、大いに喜んで誇りに思ってください。そして是非これからも環境に対する意識を強く持ち、皆さんが出来る活動を一生懸命頑張って貰えればと思います。
最後になりますが、外山校長先生や山谷先生を始め、本日の表彰式にご協力いただきました皆様には改めて深く御礼申し上げます。コロナの影響により遠隔の表彰式となりましたが、逆にこのようにオンラインで地域や国を超えて人と人とが繋がれることが子供たちの世界を広げる一助になればと切に願っております。ご苦労も多くて大変だと思いますが、是非これからも一緒にこの難局を乗り切っていけたらと願っています。
この度は本当におめでとうございました。以上、簡単ですが主催者を代表して私の挨拶に代えさせて頂きます。』
“ECO・WELLNESS・SCHOOL・TAI”をスローガンに掲げ、リサイクル活動や光熱費の削減に取り組む。コミュニティスクールとして学校と住民、保護者の連携が深まり、児童が主体的に活動しながら大人を巻き込んでいくスタイルが定着している。長年続いている古紙回収は、全地域住民総出で行う一大行事だ。節電も前年比9%減を達成するなど着実に効果を上げている。