第19回(2018年度)環境美化教育優良校等紹介(会長の挨拶) | 公益社団法人食品容器環境美化協会
環境学習支援

第19回(2018年度)環境美化教育優良校等紹介(会長の挨拶)



公益社団法人 食品容器環境美化協会
会長 柴田 暢雄

 私ども食品容器環境美化協会は、飲料6団体で構成されている公益社団法人でございます。これまで、環境美化教育の支援のほか、ごみの散乱防止対策や環境美化の推進に多角的な取り組みを行って参りました。その活動は、幸いにも今日では諸先輩の方々からのご支援にも助けられ、40年以上に及んでおります。開始当初と比較すると、日本の道路や公園などの散乱ごみは減ってきており、美化意識も高まるなど、一定の成果を上げているところであります。

 そのような中で、環境美化教育優良校等表彰事業は、環境美化教育の支援を目的とし、公共的な場所の清掃美化あるいは、飲料あき容器等のリサイクルの実践教育に優秀な成果をあげ、あわせて地域の環境美化の啓発に大きく寄与されている小・中学校を表彰してきたものでございます。

 本事業は、全国各都道府県の皆様から多大なるご協力をいただいてきており、今回で第19回を迎えることとなりました。
本年度は37の都道府県からご推薦をいただいたところであり、その活動内容を審査委員会においてご審査いただきました結果、本日ご出席の4校が最優秀校に、また別途ご案内の6校が優秀校に、また27校が優良校として選定された次第でございます。

 本日、受賞されます小・中学校におかれましては、諸先生方の平素のご指導と児童・生徒のみなさんの熱心な取組みが立派に実を結んだものと、心から敬意を表し、お慶びを申し上げる次第でございます。ただ残念なことに、飲料容器などが道端に散乱しているところをまったく見かけないという状況ではありません。今後もゼロになることはないと私は思っております。

 さらに、最近では、「海洋プラスチックごみ」問題が世界規模の課題となっています。1年間に約80tのプラスチックごみが排出され、あと30年後には海に棲む魚と同じ量のプラスチックごみが海中に溜まるといわれています。これらの解決のためには、いずれも、私たちひとり一人がごみの散乱防止や、環境美化に対する意識を高めていくことが最も重要です。

 皆様方の活動は、単に教育面で成果をあげているだけでなく、地域を巻き込んで、旗振り役となってまち美化・リサイクルを実践されており、散乱の抑止という面でも効果を上げているところです。当協会と致しましては、そうした皆様の活動に対して、全国レベルでその活動を顕彰、紹介することにより、全国津々浦々の学校活動のモデルとなっていただきたいと願い、本日の表彰式を開催させていただいたものでございます。

 また、当協会では、地方自治体と市民・地元企業の方々が連携して、きれいなまちづくりに取り組む「アダプト・プログラム」の普及に努めておりますが、この「新しい公共」とも言うべき取り組みにおいても、各地で小・中学生も多数参加し、地域の環境美化に貢献されている状況でございます。

 当協会では、こうした全国の皆様の地道で力強い活動に励まされながら、引き続き環境美化の啓発・推進に努めて参る所存でございます。
本日受賞の栄に浴される小・中学校におかれましては、どうか、この栄誉をいつまでも胸に刻まれ、児童・生徒のみなさん、教職員の方々、またPTA・地域の人々が一体となって、美しい日本、住みやすいまちをつくるために、今後ともご尽力されますようお願い申し上げます。

メニュー 個別ページで表示

サイドバー まち美化キッズ

サイドバー Facebook

サイドバー 会員専用ページログイン

地方連絡会議専用ページ

ログイン ログイン

※ID・パスワードが必要となります。

Page Top