2019年3月
第19回環境美化教育優良校等表彰事業において、全国の小・中学校の中から優秀校に選ばれた南あわじ市立西淡中学校の授与式が行われました。この表彰に関して、兵庫地連にご協力いただきました。
表彰授与に際し、コメントをいただきました。◆ 桐本 雅一 校長先生
『50年にわたり地域住民と一緒に活動してきた海岸の美化活動が認められてうれしい。今後も長い世代にわたり継続し美しい海を守って行きたい。』
◆ 兵庫地連 山名 裕之 氏
『兵庫県でも有数の美しい海岸、松原を守り続けている地元の方の地道な活動に敬意を表します。』
松林と白浜が続く国指定の名勝地「慶野松原」。その近くにある同校では、50年以上にわたり海岸清掃に取り組む。毎年数トンのごみを回収し、地域環境の美化に貢献している。この活動は、赤潮の発生やごみの漂着が問題になっていた1965年頃、現状に憂慮した当時の生徒会が、自分たちの手で松原を守ろうと開始。現在は地域団体「慶野松原を美しくする会」や住民と連携しながら、景観保全に努める。また、理科で松葉と大気汚染の関係を学んだり、社会で海流とごみの漂着について考えたり、環境教育を結びつけた教科学習にも取り組む。