2019年2月
第19回環境美化教育優良校等表彰事業において、全国の小・中学校の中から優良校に選ばれた松山市立素鵞小学校の授与式が行われました。この表彰に関して、愛媛地連にご協力いただきました。
表彰授与に際し、コメントをいただきました。
◆ 井上 校長先生
『この度は本校のリサイクル活動および地域の環境美化への取組みに対してこのような素晴らしい賞を授与して頂きましたこと誠にありがとうございます。
リサイクル活動では平成7年に校内にアルミ缶回収ボックスを設置して以来20年以上活動を継続しており、現在はJRC委員会の子供たちがその活動の一環としてアルミ缶回収を週一回、金曜日に実施し毎年100kg以上のアルミ缶を地域や家庭から提供して頂いております。地域の環境美化の取組みについては昭和53年から地域の清掃活動を行う『クリーン素鵞』を実施しており、クリーン愛媛運動が実施される7月に合わせてこれまで行なって参りました。地域からも非常に評価の高いこの活動ですが、今年度は猛暑の影響で熱中症の危険性が非常に高まり実施できなかった為、開催時期を見直して継続していきたいと思っております。今回の受賞はこれまで長年に渡って地道に取組んでこられました先輩諸氏や保護者、地域の皆様、そして何より本校に在籍した全ての子供たちのおかげであり、それを受け継ぐ私達も引続き胸を張って継続したいと思っております。その意味で、この表彰の機会は本校の教育活動にとりまして大いに励みになります。本日は誠にありがとうございました。』
◆ 藤原 亜弥奈 さん(児童代表)
『本日はこのようなありがたい賞を頂きまして本当にありがとうございます。
今まで20年以上、たくさんの先輩方が伝統として引継いで下さったアルミ缶のリサイクル活動や地域環境美化活動が表彰という形になったことで、大変嬉しく思います。これまでコツコツと自分達にできる精一杯の成果を出そうと、先生方のご指導の下頑張ってきました。学校では、年一回街をきれいにする為に『クリーン素鵞』をしています。JRC委員会はアルミ缶やペットボトルのキャップを集めリサイクル活動をしています。運営委員会も掃除をしたり栽培委員会も草むしりや花のお世話をしたり6年生も学校がきれいになるように掃除をしたりしています。今後もこの伝統を絶やさず引継いでいきたいです。表彰して頂いた食環協の皆様、そしてご協力して頂いた地域の方々はじめ先生方には感謝しています。これからもより一層気持を引締めて活動を続けていきたいです。この度は本当にありがとうございます。』
◆ 藤川 久雄 氏(愛媛地連・株式会社伊藤園)
『今回の表彰を機に、素鵞小学校の皆様が20年以上引継がれてきた伝統の再認識と、これからも継続していく為のモチベーション向上に貢献できたと感じました。藤原さんの言葉にあるとおり、コツコツと自分達にできる精一杯の成果を出そうとがんばってきた結果が、今回の表彰に繋がったと思います。
早速、同校のHPにも表彰式の様子が掲載されており、児童の皆さんの励みになったと嬉しく思います。
今回、素鵞小学校の活動を推薦をして下さりました、愛媛県県民環境部様や環境保全課様、松山市環境部様にもご出席いただき、感謝の意を伝えることができ、良い伝達式になりました』
回収箱を校内に設置して以来、20年以上にわたりアルミ缶の回収活動に取り組む。毎週金曜日に実施、年間40回ほど実施するなかで、環境意識が育まれてきた児童は、地域清掃「クリーン素鵞」にも進んで参加している。地域団体と協力し、道沿いに散乱しているペットボトルなどを回収。住民からは、地域美化の啓発につながると高く評価されている。