2017年2月
第17回環境美化教育優良校等表彰事業において、全国の小・中学校の中から優良校に選ばれた涌谷町立箟岳白山小学校の授与式が行われました。この表彰に関して、宮城地連にご協力いただきました。
表彰授与に際し、児童代表 浅野 洸樹さんよりコメントをいただきました。
『今日は、ぼくたち箟岳白山小学校の活動を表彰して頂き、ありがとうございます。
これは、学校のみんなや、PTA、地域の方々の協力があったからこそだと思っています。
「アルミ缶は、ただのゴミ」と思う人もいるでしょう。でも、調べてみるとたくさんの使い道があることに気付きます。アルミ缶は資源であり、数多くのアルミ製品に生まれ変わります。新たにアルミ缶を作るためのエネルギーや資源を節約することにもなります。
また、学校ではアルミ缶を業者さんに回収してもらって、そこから得た収益金で、車いす等の福祉用具を町に寄付することも行っています。あのちっぽけな缶が生まれ変わる手伝いをぼくたちの手で行っているということ。毎日通っている学校で集めている活動の価値を改めて感じることが出来ました。
みんなに缶をゴミ箱に捨てるなとは言いませんが、道端に捨てる人やその辺にゴミとして置きっぱなしにする人には怒りを感じます。なぜなら、アルミ缶が価値のないものにしてしまうからです。「缶があるなら、学校に持って行くか」「あの学校に持って行けば、いいことに使ってくれる」と思わせるくらい、活動を広く知ってもらうことが理想だとぼくは思います。これからも箟岳白山小学校のよき伝統として、アルミ缶回収の活動を続けていきたい、続けていってほしいを思います。』
今年度、2校が統合された新設校。その1校、旧小里小学校では、平成3年から積極的に空き缶回収活動に取り組んでいる。回収箱を設置し、児童が家庭から持参したアルミ缶を回収する他、地域住民がいつでも出せるように専用倉庫を設け、平成27年度は681kgのアルミ缶を回収。その収益金で、社会福祉協議会に車イスを贈呈するなど他校の模範となっている。