2017年3月
第17回環境美化教育優良校等表彰事業において、全国の小・中学校の中から優秀校に選ばれた勝山市立勝山中部中学校の授与式が行われました。この表彰に関して、福井県地連にご協力いただきました。
表彰に際し、下記の言葉をいただきました。
◆ 松村 伸之 校長
『受賞は大変うれしく、今後も活動を継続していくうえで励みになります。
表彰式の開催も生徒には良い経験になったのではないかと思います。
「浄土寺川清掃活動」は学校、校長からの押しつけではなく、「地域に貢献したい」という生徒会からの発案で始まり、全校を挙げ清掃活動に取組んでいる事に意味があると思います。また その活動が昭和52年から40年以上継続して実施されていることも評価されたのだと思っています。
近年では、地域住民の方と連携しながら 計画、実行し 勝山市役所の協力もあり地域をあげて行っています。
始めた当初は 家庭内で使用しなくなった冷蔵庫、古タイヤ、自転車などありとあらゆる物が捨てられていましたが、 最近は浄土寺川がきれいになった事はもちろんですが 地域住民の意識も変化(地域の川を守ろう)しているように思います。
そもそも「浄土寺川をきれいにしよう」という目的で始まった活動ですが、現在では総合学習の時間に全校で実施している「環境学習」の一環へと発展しています。
「浄土寺川清掃」活動が ふるさとを知り、ふるさとに愛着を持ち、ふるさとを誇りに思う生徒を育てる教育にもつながると考えています。』
地域のために何か貢献できないかという生徒会からの発案で、昭和52年に始まった校区を流れる浄土寺川の清掃活動。40年以上にわたり、途切れることなく続く取り組みで、勝山市の環境政策課や地域の公民館などと連携しながら計画・実施している。川周辺に散乱している空き缶やペットボトルなどを回収する他にも、水生生物の観察を行うなど複数の視点で地域の環境美化に努めている。この活動を核として、地域の公園清掃やセイタカアワダチソウ、タンポポの分布調査、外来種の駆除などにも励みながらふるさとへの愛着や誇りを育む。