最 優 秀 校
活 動 内 容
市内を流れながら七尾湾に注ぐ御祓(みそぎ)川は十数年前、県下一のドブ川と呼ばれていたが住民たちの努力により徐々に改善してきた。その川を校区に持つ同校の児童たちは、もっと美しい川にしようと地域と連携して川の水質・水生生物調査や清掃活動を行っている。まずは、川の現状を把握するために、主に6年生児童が、川の上流、中流、下流に出向き、定点で棲息する生き物を毎年調査。環境保全意識は自然と高まり、地域で開催されるさまざまな美化活動に参加するようになった。こうした活動を重ねる中で、「今度は自分たちができることを企画しよう」との思いが生まれた児童は、「御祓川クリーン大作戦」を企画。地域住民に清掃協力を募る新聞を手づくりし、町会長を通じて校区全世帯に配布するほか、川への関心が低い世代向けにフェイスブックで発信するなど、広くPRしているのが最大の特徴だ。参加者は年々増加し、児童の活動を後押しする動きも加速。最後に、児童は5年生に引き継ぎながら自分たちの願いや思いを次に託している。
学 校 の 声
「今までの先輩たちの思いも自分たちの思いも全部がひとつになって、審査委員の人たちに伝わったと思ってうれしい気持ちでいっぱいです。私たちが住む地域の環境をもっとよくするために、1人でも多くの人がごみを捨てないように呼びかけを続けようと思います」
関 係 者 の 声
「北陸地連として今回で3年連続受賞になることをうれしく思います。 この受賞を機に、少しずつでもいいので地域から市、あるいは県、そし て北陸全体の中で環境美化活動が広がっていくことを願っています」