「ぼくらの名前はチームエコ、合言葉は『もったいない』〜汐田小にリサイクルを広めよう〜」
活動を開始してから、子どもたちが「もったいない」ということを意識するようになった
芳賀 豊 校長先生
本校は、平成18年度から「総合的な学習の時間」で、4年「環境」、6年「福祉」に取り組む中で、環境にやさしく、障害のある方々に少しでも役に立つようにと、リサイクル活動が始まりました。当初は、アルミ缶・牛乳パック、ベルマーク集めであったものが、年数を重ねるうちにインクカートリッジやペットボトルキャップも集めるようになりました。
また、活動学年も4年・6年から、児童会が全校児童に呼びかけるようになり、今では全学年にまでその輪が広がっています。5年前の活動を始めた頃は、少しの協力しか得られなかったのですが、今では地域の方々や企業などからの協力も得られるまでになりました。
リサイクルで得られた収益金は、毎年積み立てておき、まとまったところで車椅子を購入し、体の不自由な方々に役立ててもらっています。平成21年度末には、車椅子1台を近くにあるスーパーマーケットに寄贈し、喜んで使っていただいています。ペットボトルキャップは800個で一人分のポリオワクチンになるので、数えるのがたいへんですが多く集めるようにがんばっています。
この度、本校の実践が県内の関係諸機関及び関係法人様から推薦され、リサイクル活動部門で「最優秀校」として「環境大臣賞」というすばらしい賞を受賞できましたことは、この上もない喜びです。また、受賞後は新聞社やテレビ、ラジオなどのメディアにも紹介され、受賞の重さをひしひしと感じております。これも一重に、家庭・地域の皆様方のご支援とご協力のお陰とお礼申し上げます。
今後も、「ぼくらの名前はチームエコ、合言葉は『もったいない』〜汐田小にリサイクルを広めよう〜」の精神を大切にし、「環境」「福祉」を中心に今まで以上に環境教育を推進していく所存です。これまでの関係諸機関及び関係法人様からのご指導ご鞭撻に感謝申し上げ、受賞後の感想とさせていただきます。