新しい隅田川の街を美しく守る
毎週実施のクリーニング・プロジェクト。生徒会を中心に毎回130名以上の生徒が参加
東京都荒川区立第三中学校は、隅田川のほとりにあり、開校63年目を迎える歴史ある学校です。地区の再開発事業に合わせ、現在の場所に移転した同校は、「新しい街だからこそ街の環境を守ろう」という志で、環境への意識を育成しております。
毎週金曜日の早朝に実施されるクリーニング・プロジェクトや、年1回、5月30日(ごみゼロ)に全校生徒で行う「ごみゼロ作戦」といった地域清掃活動を盛んに行っています。
また、ペットボトルキャップの回収運動も生徒会主催で実施され、保護者・地元小学校と協力し合い、その成果をポリオワクチンという形で海外の子どもたちに提供しています。
「街の美観を維持する意識」を育む
校区内の植栽運動。ペットボトルの再利用で、新しく生まれ変わった街に花を添えている
荒川区立第三中学校では、校区内の植栽運動も行われています。
ペットボトル製の鉢を用いて、ハンガーを再利用した留め金でフェンスに固定し、再開発事業でいまだ工事現場が散見される校区に、花のある風景を提供しています。夏休みなどは「水やり隊」のボランティアを募り、花を枯らさない努力を行っています。
これらの取組みを通して、近い将来、地域の大人として生活するために、生徒たちの「街の美観を維持する意識」を育み、美しい環境を創造する「地域の大人」への学習を継続しています。