第9回2008年度環境美化教育最優秀校等表彰「環境美化教育最優秀校」活動紹介

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比地大小学校写真

親の熱心な活動姿勢が子どもたちに好影響を与えるPTA親子資源回収活動 リサイクル活動部門 文部科学大臣奨励賞 香川県 三豊市立比地大小学校


比地大っ子エコ活動として定着している環境美化活動

回収益金で老人ホームに車椅子や施設に必要な備品を寄贈

回収益金で老人ホームに車椅子や施設に必要な備品を寄贈

小林万利子先生

環境美化活動実践校として表彰していただきありがとうございました。今まで、伝統となっていた資源回収やアルミ缶回収を子どもたちと一緒に引き継いできたことが認められたことをとてもうれしく思いました。また、それをいろいろなところで紹介していただき、子どもたちの環境美化への意欲が高まってきました。
児童会担当の教師が児童会のアルミ缶回収の補助をしています。児童会の役員は役員になった時には、老人ホームにプレゼントを持っていくためにアルミ缶をたくさん集めようと決意します。毎週水曜日、教師がいてもいなくても、自主的に全校の児童が持ってきてくれたアルミ缶をキャリーに入れて、回収場所まで運びます。できるだけたくさん集めるため、アルミ缶を小さくしていますが、そのまま持ってきてくれた時はアルミ缶つぶしもしています。最近は、アルミ缶をつぶして持ってきてくれるようにお知らせするようになり、小さくして持ってくることが定着してきました。
2月17日には例年行っているとよなか荘(老人ホーム)へのプレゼントを6年生が代表して持っていきます。入所者の代表の方が受け取ってくれるのを児童は楽しみにしています。また、総合の学習もかねていて「お年寄りとのネットワークづくり」のひとつとして簡単なゲームや発表を用意していきます。児童は高齢者とふれあえることもとても楽しみにしています。
環境美化委員会の牛乳パック回収も児童の自主的な活動になっています。初めは教師が指導しますが、1学期末にはもう児童が自主的に回収に取り組んでいます。

10年ほど前までは廃品回収でした。同じ活動が資源回収になったのは、廃品だった新聞紙や布類が資源になるという私たちの生活への考え方の変化を表していると思います。
2月1日が今年度3回目の比地大小学校の資源回収でした。年末に整理したためか、新聞紙や雑誌、段ボールに布類、アルミ缶がたくさん集まりました。朝早く(7時過ぎ)から地域の家を回り、子どもたちもー緒に集めた資源がいっぱいでした。地域の方がお知らせを読んで、束ねたり袋に入れたりして用意してくれていました。資源回収がなかったら、これらが全部ごみになるんだと思うとぞっとします。今年は賞をもらったということもあってか、親子で活動してくれている家庭がとても多く、早く回収が終わりました。地域の方が子どもたちが運びやすいようにと新聞を小さく束ねてくれていたりするところもあったようです。
ボランティア活動は、学校のすぐ近くにある新しくなった比地大駅前の掃除をしようと始まったそうです。代々、環境美化委員と児童会役員が中心となって駅のトイレや駅前ロータリーの清掃活動をしてきましたが、最近はもう少し幅を広げて、駅へ行く歩道橋や学校の前の道路なども清掃しています。煙草の吸い殻や空き缶がよく落ちていましたが、少し少なくなってきました。長寿会の方もトイレや花壇の清掃活動をしてくれています。

懇親会で他の学較の発表を聞いたり、声をかけていただいたりして、まだまだ活動が工夫できることや学習に取り入れられることがあるなあと思いました。
これからも、比地大っ子エコ活動として定着しているこれらの活動を引き継ぎ、地域の方も環境美化の意識化が図れるような活動を工夫しながら積極的に取り組んでいこうと思っています。


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