先輩たちから受け継いできた取り組みをさらに発展させていきたい
新入生を迎えての「春のお見知り遠足」。目的地まで側溝や道路脇のゴミを回収
小学生と協力して取り組んだ通学路の壁にあった「落書きけし作業」
石井 真さん(生徒会美化部長)
1月29日、私たちは校長先生に連れられて、「環境美化教育最優秀校表彰式」に臨むため東京プリンスホテルに行きました。私にとっては、はじめての東京でした。
モノレールに乗るのも初めての体験でした。空港でも駅でも、人の多さと動きの速さに目を奪われました。会場に着いてから3時間ほど余裕がありましたから、校長先生が東京タワーに連れて行ってくれました。どっちを向いてもビル群だらけでしたが、皇居や公園など緑の部分が思っていたよりも多くあって少しほっとしました。
環境への配慮もあるのだなと感じました。表彰式会場についてからは、開始時刻が迫るにつれ人が集まってきました。校長先生から話は聞いていましたが、私の予想をはるかに上回る人とカメラでした。ドキドキする緊張感の中で式が始まりました。私たちの通う直入中学校は、「散乱防止部門」で「協会会長賞」をいただきました。
私たちは、これまでいろいろな環境保護のための様々なボランティア活動に取り組んできました。ゴミや空き缶を拾いながらのボランティア登校(毎月1回)や春のお見知り遠足、小学生と協力して取り組んだ通学路の壁にあった落書きけし作業、幼稚園から中学校まで全部の親子でがんばってきた親子美化ボランティア活動などが最高の評価を受けて、みんなで大喜びをしました。
これまで長い間活動を受け継いできた先輩たちにも感謝しました。授賞式では、ステージに上がる前からとても緊張して足がガクガクしてきました。協会会長さんに礼をして副賞を受け取るだけなのに、膝の震えがとまりませんでした。式が終わった後、別のホールで懇談会が催されて、その中では自分たちで活動のプレゼンをしなければなりませんでした。その時も緊張して、のどがカラカラになりました。全国の人たちに直入中学校のことを少しでも知ってもらえてよかったです。
プレゼンを終えて、やっとおいしいお料理が目に入るようになりました。おいしいものが多すぎて困りました。学校に帰って、表彰式のことを全校に報告して喜びを分かち合いました。
この春からは、新たな取り組みとして、温泉組合のおじさんたちと協力して温泉街の中心を流れる清流・芹川の清掃活動を実施する予定です。先輩たちから受け継いできたいろいろな取り組みをさらに発展させていきたいと思います。