これからも生徒と保護者、地域の方々とも一緒になって活動し、たくさんの人々に登ってもらいたい
活動を始める前の開会行事の様子
石井 久雄 校長先生
長年続けられてきたこの活動が今回、多くの方に認められて農林水産大臣賞を受賞したことをまず最初に大変嬉しく思います。
この八溝山清掃は約50年続いているそうです。以前は春と秋に年2回実施したこともあったそうです。戦後まもない時代から高度成長化のバブル最盛期、そしてバブル崩壊期、現在の行き先不透明な混迷期と脈々と先人たちのご努力により続いて実施してきたことに深く感謝いたします。
今年度は50回記念ということで保護者の参加も呼びかけ、全校生徒48名と保護者8名、教職員12名の合計68名で昨年の5月13日に実施しました。1年生は登山口から中腹まで、2年生は中腹から山頂近くまで、3年生は頂上付近の割り振りで約3時間ぐらいかけて行いました。
最近はゴミの量が減少しつつあり、今年は100kg少でした。少しはこの活動により登山客のマナーが高められたのかなと喜んでいます。保護者の方々も昔を思い出したり、初めての経験で疲れたりしながらも子どもたちと一緒に活動していた姿は素晴らしかったです。実際には校歌に歌われていながらも、近過ぎて目にすることのできない八溝山ですが山麓にいる私たちをしっかり見守って下さることは感じています。
お陰様で黒沢中学校の生徒は本当に素直でいい子どもたちばかりです。いろいろな分野で活躍しておりますし、OBの方々のご活躍も多く耳に入ってきます。これからも生徒と保護者、地域の方々とも一緒になって、この茨城県最高峰の八溝山を清掃し、たくさんの人々に登ってもらいたいと今回の受賞でしみじみ思いました。最後になりますが、食品容器環境美化協会に感謝申し上げ、校長の感想といたします。ありがとうございました。